日本の季節を、興味深く感じる人も多いと思います。なぜなら日本には四季があり、寒い、暑い、おだやかな気候を楽しむことができるからです。過ごしやすい時期もあれば、そうでない時期もあります。日本に来日し、日本の寒さに驚く人もいますが、地方によっては寒さが増すところもあります。寒さが激しい地域に旅行、移住を考えている場合は、あらかじめ寒さの程度、防寒対策について調べておくようにしましょう。
冬の寒さに備える
日本の冬は、非常に寒くなります。例えば東京の平均気温は摂氏5度、北海道では気温が0度以下になることもあります。3月といえば暖かくなる頃合いですが、北海道では11月から3月まで寒さが続いているということもあるそうです。
出身国が寒い極寒の地である場合は、寒さに備えてあれこれ買い込むかもしれません。しかし、自分の体型が標準体型である限りは、これといって買う必要のあるものは特にありません。マフラー、手袋、耳あてなど、防寒のためのアイテムが売られているので、日本で調達することができるからです。サイズも豊富なので、防寒アイテムは日本で揃えるようにしましょう。持ってくるとすれば、日本では絶対に入手できない類のアイテムを持ってくるようにしてください。日本の冬には、必ずこれらのアイテムが必要になります。日本に旅行する、移住するときには、自分が移住したい、旅行したいエリアの気候について、事前に調べておくことをお勧めします。
ちなみに、北へ行けばいくほど、雪が激しく振り、寒さが増します。路面の状態も雪の降雪量によってはひどくなるので、雪道を走る時には普段よりも気を付けて走るようにして下さい。誰しも、異国の地で思わぬトラブルに巻き込まれたくありません。事前に、移住したい、旅行したいエリアの公式サイトに書かれている注意事項を読んでおくようにしましょう。
もしかすると、ここまでの文章を読み、日本の冬が寒くて危険という印象を抱く人もいるかもしれません。しかしそんなことはありません。冬にはたくさんのお祭りが開催されますし、観光地もたくさんあります。お祭りや観光地を、暖かい飲み物を片手に楽しんでみましょう。温かい飲み物は、コンビニで買うことができます。コンビニによっては売っている商品が違うので、飲み比べをしても面白いかもしれません。ぜひ、自分のお気に入りの飲み物を見つけて下さい。
体を暖める
言うまでもありませんが、冬の寒さをしのぐためにはまずは体を暖めることが第一です。1枚あたり1,000円ほどでパーカー、ジャケット、パンツなどを買うことができます。ブランドも豊富にあるので、好きなブランド、手持ちの服に合うものを買うようにしましょう。デザイナーが特別にデザインした服もありますが、デザイン料が服の値段に加味されているため、一枚の値段が高くなってしまいます。
一方で、日本の寒い冬にはヒートテック素材の服を購入する事をお勧めします。
ヒートテック素材を使った下着を着ることによって、体全体を温めてくれる効果をもたらしてくれるのです。一般的に、ヒートテック商品は日本全国にあるユニクロやコンビニにて取り扱っています。つまり、日本全国どこでもヒートテックを買えるという事です。最後に、余談ですが日本で売られている服のサイズには注意が必要になります。
というのも、日本の服のサイズSと外国で売られている服のサイズSは全くサイズの定義が違うのです。もう一点、気をつけてほしいことは、全く同じ服でも極端に大きなサイズのものを買う場合には、普通のサイズより価格が高くなります。
部屋の寒さ対策
日本のアパートは風通しがよいつくりである反面、暑さや冷気がこもりにくい作りになっています。そこで窓を閉め、エアコンをつけっぱなしにしていれば、電気代がかさんでしまいます。電気代が惜しいと言う場合は、下着や服を重ね着するようにしましょう。
また、スーパーやデパートに行けば、暖かい室内着や毛布が売られています。寝具用の毛布だけではなく、膝にかける毛布など、さまざまな用途に応じた毛布が売られています。デザインやサイズも豊富にあるので、好きなものを選びましょう。
しかし、ほとんどの日本人にとってなくてはならないものがあります。それはこたつです。テーブルの下にヒーターがついており、下半身を暖めることができます。あまりにも気持ち良くて、ついこたつでうとうととする人もいますが、火傷をする可能性があります。あまり長時間こたつに入っているのも問題です。
机の上に布団をかけ、その上に板をおいてください。その後、布団の中に足を入れてみましょう。これでこたつの完成です。こたつの値段ですが、約6,000円~100,000円までさまざまな価格帯のものがあり、エアコンを買うよりは安く買うことができます。また、サイズ、デザインも豊富にあるので、好きなものを選びましょう。ただしこたつは電気を使うので、電気代を節約したい人にはあまりお勧めできません。
エアコンの代わりに、暖房器具を設置する人もいます。電気、灯油で動くタイプがあるのですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。例えば、電気ヒーターは置く場所をとりませんが、使用する時間が長ければ長いほど電気代がかさみます。灯油ヒーターですが、電気ヒーターほどお値段はしませんが、二酸化炭素が発生するなど環境や人体に良いとはいえません。そうはいっても、灯油ヒーターを使う人が多いそうです。灯油ヒーターを使うときには、窓を開けて空気の入れ替えを必ず行うようにしてください。また、使用時間に比例して二酸化炭素が発生するので、就寝時には必ず電源を消すようにしましょう。
灯油の入手先ですが、ガソリンスタンドで入手できます。入手した後は、太陽が当たらない日陰で保管しておきましょう。もし狭い場所で保管する場合は、臭いがこもる場合があります。あまりにも臭いがひどい場合は、マスクをするようにしましょう。また、灯油を買いすぎてしまうと、すべて使い切れず灯油が腐ってしまうこともあります。灯油を買うときには、自分で使える分だけ買うようにしましょう。
また、ヒーターやエアコンの代わりに、電気毛布やカーペットを使ってもよいでしょう。簡単に収納できますし、電気代もかさみません。最近では、タイマー付きのエアコンも売られています。タイマーを設定しておけば、使いすぎるということもないでしょう。
異国の地で、寒い冬を乗り切ることができるだろうか?と不安になることもあるかもしれません。しかし、あらかじめ対策をしっかりしておけば、何も心配することはありません。冬にお祭りが開催される地域もあります。冬の暮らしを楽しんでみてくださいね。