日本の大学生活は、どんな生活を送っているのでしょうか。今回は、日本への留学をお考えのあなたに、日本の大学生活について紹介したいと思います。
日本の大学生活:授業
授業の内容は、留学プログラムによって異なります。ですが、どのプログラムも、授業自体は週にだいたい1~3回開講されます。日中に開講している大学がほとんどですが、昼間 仕事をしている社会人のニーズにも応えるため、夜間にも開講する大学が増えてきました。日本の学生は、決められたカリキュラムを一定の期間内にこなしさえすれば、学期毎に受講する授業の配分やコマ数を自分で決める事ができるんですよ。
日本の大学は入学するのはとても難しいのですが、入学してしまえば、勉強に追われる事はありません。授業に出席して与えられた課題をこなせば、単位を取得できます。そのため、学生は自分の視野を広げる時間を持ち、課外活動にいそしむ事ができます。また、授業に出席しない学生も多いそうです。ほとんどの授業が、一方的に授業を聞いて、内容をノートにとるスタイルです。ディスカッションやディベートを行う授業はほぼありません。(授業中に寝ている学生の姿や、電話に出るために教室の外へ出る学生の姿もよく見かけます。)質問があれば、授業が終わった後に、個別に教授へ聞きにいきます。
日本の大学生活:住まい
学生の中には、学生寮に住む学生もいます。ですが寮といっても、ワンルームしかなかったり、もう一人のルームメイトとのシェアを強いられるなど、一概には言えないようです。
日本の学生寮は、部外者の立ち入りは禁止、夜間の外出は禁止など、厳しいルールを課している事がほとんどです。ですが、寮は大学の敷地内にあるので、通学時間や通学費用もかかりません。それに、家賃もかなり安く設定されています。学生にとっては、どこよりも安く、キャンパスにも近いので、とても便利です。また、海外からの留学生が日本人の友達を作るには、学生寮に入るのが最善だと思います。学生寮だと、他で住むよりも簡単な手続きで済みます。特に、一年未満で帰国する交換留学生にはお勧めです。
一方で、自由を満喫したいけれども、わざわざ学生寮を出てアパートを借りるのも面倒だと感じるなら、民間が経営している学生専用のアパートを借りてみてはいかがでしょうか。一般的な賃貸アパートやマンションよりもセキュリティがしっかりしているし、困った時にサポートしてくれるスタッフも常駐しています。カフェテリアを併設している所も多いので、自炊する必要もありません。学生寮のように、友達もすぐにできますよ。
もちろん、自分で賃貸アパートやマンションを探してみるのもいいでしょう。学生が住める賃貸アパートやマンションはたくさんあります。寮の厳しいルールに縛られたくない人や、自分のプライバシーを保ちたい人は、賃貸マンションや賃貸アパートを借りてみてはどうでしょうか。家電や家具が付いていないので、学生専用のアパートや寮に住むよりもコストは高くつきますが、日本では、大学生の80%が賃貸アパートやマンションに住んでいるそうです。高い家賃を払ってでも、自分のプライバシーを保ち、自由を満喫したいんでしょうね!
日本の大学生活:クラブ活動
友達を作ったり交流を深めたいなら、クラブ活動に参加してみましょう。各大学では、様々なクラブ活動が行われています。語学、ゲーム、スポーツ、美術、料理など、自分が参加したいと思えるようなクラブ活動に出会えるはずです。日本では、勉学よりもクラブ活動に精を出す学生が多いので、クラブ活動が社交の場となります。スポーツチームや芸術系のクラブで活動するなら、積極的に参加し、努力する事が求められます。日本では、クラブ活動の練習やリハーサルを理由に、授業を欠席する学生も多いようですよ。
日本の大学生活:アルバイト
日本の大学生にとって、アルバイトは一般的です。留学生も日本でアルバイトをする事ができますよ。まずは、入国管理局から許可をもらいましょう。許可が下りたら、1週間につき28時間まで就労できます。ですが、バー、パチンコ、ホストクラブなど、風俗産業では働く事ができません。
日本の大学生に人気があるアルバイト先は、コンビニ、レストラン、スーパーマーケットなどです。勉強が得意な学生は、チューターをしたり、大学や塾で教えたりしています。アルバイトで稼いだお金は、(大半の学生が、両親から仕送りを受けているものの)学費や生活費の足しにしたり、交際費や旅行代、ショッピングに使う事が多いそうですよ。