今年は、日本でハロウィーンをお過ごしですか?でしたら、これを機に、ハロウィーンにぴったりな日本の怪談に触れてみませんか!
日本では、昔から様々な怪談が語り継がれてきました。ぜひ京都を訪れて、祇園界隈の曲がりくねった道を散策し、怪談が生まれた当時に思いを馳せて下さいね。
日本の風景の中でも、薄暗い山、奥深い竹林、霧がかった水田などは、今にも幽霊が出てきそうな雰囲気が漂う場所です。幽霊の気配を追って山に入れば、悪魔、鬼、妖怪に遭遇するかもしれませんね!
他国と同様に、長い歴史を持つ日本にも多くの怪談が存在します。様々な怪物、妖怪、お化けが生み出されてきました。
中でも、妖怪は神道に大いに影響を受けていると思われます。(日本の神道では、家、木々、机、いす、ほうきに至るまで、あらゆる物には魂が宿ると考えられています!)
だとしたら、妖怪と出会うのに、そう時間はかからないかもしれませんね。
鬼
鬼は、日本で最も畏怖されている存在です。赤色や青色の体躯を備え、鋭い眼光や大きな角で、人々を恐怖に陥れます。三本指の鬼や、額に目が付いている鬼もいるんですよ!
昔話や古くからの言い伝えによると、地獄で暮らす鬼は、地上に出てきては、トゲの付いた棍棒で人々を脅し、殺して、苦しめてきました。棍棒から逃れたとしても、人間は、イノシシのような鋭い牙や爪で八つ裂きにされてしまいます!ですので、鬼に勝つなんて、大それた考えを持つのはやめましょう。どれだけ腕力に自信があっても、勝ち目はありません。日本には、ただでさえ強い存在に一層の強さが加わるという意味の「鬼に金棒」という諺があるぐらいですからね!
日本の鬼は、昔話や芸術作品にも頻繁に登場します。お祭りに出店している露店で、鋭い牙と角がついた鬼のお面を見たことはありませんか?現代でも、鬼は日本の文化や暮らしに深く根付いています。行儀の悪い子を諫めるために「親に似ぬ子は鬼子」という諺もあります。
妖怪
日本の妖怪は、広義に捉えられています。外見は様々ですが、動物を題材にしている妖怪が多く、人間と動物を足して2で割った外見をしています。(日本の怪談に登場する妖怪は、動物に関わっている事が多いんですよ!)また、めったにいませんが、「人間を助けたい」と願う妖怪も存在します。
近年、日本でもハロウィーンが定着してきました。これを機に、日本の恐ろしい怪談を聞いてみませんか!
(残念ではありますが)興味深い事に、ほとんどの妖怪は人間を殺してしまいます。例えば、山に暮らしている「山姥」は、優しく無害そうな女性の姿に化けて、人間を油断させてから、人間を食べてしまいます。どこか、欧米の魔女(美しい外見の女性が、強い魔力で男性をたぶらかし、男性を殺してしまう)と似ている気もしますね。
美しい芸者の姿に化けた「女郎蜘蛛」(蜘蛛を題材にしている妖怪。スパイダーマンのようなヒーローを思い浮かべないで下さいね!)は、容姿に魅了された人間を巣におびき寄せ、食い殺します!
着物の下には蜘蛛の脚が隠れていますが、人間に気付かれる事はありません。気付かれる前に毒殺し、死体を繭に包んだ後、食べてしまうのです。
雪山に生息している「雪女」は、自らの美しい容姿で遭難者を魅了し、山の奥深い場所に誘い込み、殺してしまいます。ギリシャ神話に登場する「セイレーン」といったところでしょうか。
日本には、数えきれないほどたくさんの怪談が存在します。ですが、どの怪談も、人間にとっては救いのない恐ろしい結末を迎えるものばかりです。
日本でハロウィーンを過ごすなら、「山姥」の話を友達に読み聞かせてみてはどうでしょうか。そして、友達を思いっきり怖がらせてやりましょう!
河童
先程も言いましたが、日本の妖怪は、動物や生き物(狐、鳥、蛇など)を題材にしています。
その中でも、私たちが特に紹介したい妖怪は「河童」です。蛙や亀と人間を題材にした面白い妖怪なんですよ。
河童は、日本の代表的な妖怪です。やや亀よりではありますが、人間と亀を足して2で割った外見をしています。甲羅が付いている河童もいます。ミュータント・ニンジャ・タートルズは、日本の河童からインスピレーションを得たのかもしれませんね。
川や沼に住む河童は、川辺や沼におびき寄せた子供たちを水中に引きずり込んで、食べてしまいます。昔の日本人は、河童を引き合いに出して、子供たちが川辺や沼に むやみに近づかないように、子供たちに教えていました。河童に食べられるなんて知ったら、少しは気を付けてくれるかもしれませんからね! 今回は、人間を殺してしまう恐ろしい日本のお