はじめてのひとり暮らしをするなら、立地や設備、インテリアなどにこだわりたい方も多いでしょう。しかし条件をこだわり過ぎて、自分の収入に見合わない高い家賃の物件を選んでしまい後悔する人も少なくありません。
そこで今回は、ひとり暮らしの家賃が高すぎて後悔する理由について紹介します。後悔する方の特徴や理想的な家賃の相場も紹介するので、ひとり暮らしのお部屋探しの参考にしてください。
ビレッジハウスでは、日本全国に1,000件以上の物件を展開しています。弊社が提供している物件はリーズナブルな家賃なので、生活費を切り詰める必要がありません。ひとり暮らしのお部屋を探している方は、ぜひウェブサイトをご覧くださいね。
1. 生活費を節約する必要がある
総務省統計局「家計調査(家計収支編)調査結果」によると、賃貸住宅でひとり暮らしをしている方の1ヵ月あたりの生活費は以下の通りとなりました。
収支項目 | 平均金額 |
食費 | 36,765円 |
水道光熱費 | 11,698円 |
生活用品費 | 4,483円 |
被服費 | 5,715円 |
保険医療費 | 6,664円 |
交通・通信費 | 18,971円 |
娯楽費 | 18,038円 |
その他(交際費など) | 21,398円 |
合計 | 123,732円 |
※小数点以下第二位は四捨五入
収入に対して家賃が高すぎてしまうと、生活費を節約する必要があります。
上記の表では、家賃を除いた生活費は12万円程度必要という結果となりました。手取りが18万円の場合、生活費を除いた金額は6万円までとなります。
仮に家賃が6万円以上になってしまう場合、必然的に食費や交際費などの生活費を節約しなければ生活できません。特に給料日前は、生活費がギリギリとなってしまい、切り詰めた生活を余儀なくされるでしょう。
なお、上記の数値はあくまでも平均金額なので、居住する地域やライフスタイルによって異なります。ひとり暮らしの平均的な生活費の参考としてご参照ください。
2. 趣味や貯金の費用がない
家賃が高いと収入の大部分が家賃に消えてしまい、趣味や貯金に充てる余裕がなくなります。特に収入が少なかったり、収入が不安定だったりする方は、高い家賃は生活費が圧迫されるでしょう。
なお、生活費を切り詰めることで家賃を捻出できますが、趣味や旅行に充てる余裕がなくなり、貯金をすることも難しくなる可能性も。また、貯金ができないと精神的な余裕がなくなり、ストレスや不安を引き起こすケースも少なくありません。
一方で、収入に見合った家賃のお部屋に住むことで、余裕ができた予算で趣味を楽しんだり貯金したりできます。貯金による安心感や趣味が充実している生活、そして快適な暮らしを比較し、自身にとって何が重要か考えることも大切です。
3. 忙しくて家にいる時間が少ない
忙しくて家にいる時間が少ない方にとって、高い家賃を払うことは無駄になるかもしれません。平日は早朝から遅くまで仕事に明け暮れ、帰宅後もすぐに眠りにつくことが多く、そして休日には外出や友人との交流に時間を費やし、お部屋にいる時間が少ない方は、広い部屋や充実した設備にお金をかける必要はないでしょう。
家にいる時間が少ない方は、ワンルームのようなコンパクトなお部屋でも十分ですし、設備も必要最低限整っていれば問題ありません。なお、部屋の広さより駅近や治安などの生活環境を優先的に選ぶと、より快適で効率的な生活が送れるでしょう。
4. 精神的に不安定になる
お部屋の設備や条件に満足していても、生活費を節約して貯金の残高を気にする生活を続けていくうちに精神的に不安を感じることがあります。金銭的にカツカツの状況は、精神的な余裕を奪い、将来への不安やストレスを引き起こしてしまう恐れもあるでしょう。
毎月高い家賃が口座から引き落とされ、水道光熱費や携帯電話代などを支払うとほとんど残っていない状況になることも。お部屋探しをする前に、何が自分にとって優先することがストレスにならないのか良く考えてください。
5. 一度生活の質を上げると落としづらくなる
一度、充実した設備や広い間取りなどのお部屋に慣れてしまうと、次に引っ越す場合、条件面の妥協が難しくなってしまう可能性があります。
例えば、以前は温水洗浄便座や浴室乾燥機がなくても問題なかったのに、一度設備が整っているお部屋に住むと、引っ越し先でも同じような設備が欲しいと思ってしまいます。
また、今までの物件では駅から徒歩3分の所に住んでいたため、次の引越し先の条件も駅から5分以内の条件が外せなくなってしまいます。駅から徒歩15分程度の物件でも妥協できるのであれば、家賃も安くなり貯金ができるというわけです。
設備や条件の良い高い物件に住むと、次の引越し先も条件のハードルも上がってしまいます。そのため、はじめてのひとり暮らしでは、生活費を圧迫しない程度の物件を選ぶことがお部屋選びで失敗しないポイントだといえるでしょう。
家賃が高くて後悔する方の特徴
家賃が高くて後悔する人の特徴は以下の通りです。
- 忙しくて家にいる時間が少ない
- 趣味を充実させたい
- 料理が得意ではないため外食が多い
- 収入が少なく安定していない
- 貯金したい
- 住まいの設備にこだわらない
- 奨学金の支払いがある
仕事が忙しく家にいる時間が少ない方は、こだわりのある高い家賃の物件を選んでもあまり意味がありません。また外食が多く、家で寝るだけなら安いワンルームでも十分だといえます。
また、「推し活がしたい」「年に数回は旅行に行きたい」場合、お金に余裕がないとあきらめることになる可能性もあるでしょう。好きなことを制限するのはストレスが溜まりますよね。
貯金や趣味を充実させたいと考えている方は、固定費である家賃をなるべく抑えることをおすすめします。
家賃が高くても後悔しない人の特徴
家賃が多少高くても問題なく、後悔しない人の特徴は以下の通りです。
- 家で過ごす時間が長い
- 防音性が優れている居住空間に住みたい
- オートロックや防犯カメラなどセキュリティに関する設備を重視している
- 収入にゆとりがある
- 周辺住民の品行が良い物件に住みたい
- 自己の肯定感や価値を上げたい
以上のような項目に当てはまる人は、家賃が高くても後悔することなく暮せます。
また、家で過ごす時間が長く快適さを充実させたい方は、多少家賃が高くても問題ないでしょう。ただし、高い家賃を払い続けてもお金の心配がなく十分な収入があることが前提です。
なお、「お金は何とかなるだろう」と安易に考えるのは危険です。住みだしてから、支払いが困難にならないよう、収支のバランスを考慮して物件を決めてください。
家賃は収入の3分の1以内が理想的
家賃の予算は、収入の3分の1が目安といわれています。同棲やルームシェアの場合は、1世帯の手取りの合計から3分の1が目安です。
賃貸の入居審査では、「家賃の36倍の年収がある」ことが基準となります。例えば、家賃が8万円のお部屋に住む場合は、288万円の年収が基準となるのです。
仮に、家賃が手取りの半分を上回っている場合、入居審査の際「生活水準に見合っていない」「家賃を滞納する可能性がある」とみなされ審査が厳しくなります。
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ライターのどいまちこです。
建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。
現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。
畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。