日本は、住宅の部屋が狭い国として知られています。そもそも日本の土地は狭いので、ほとんどの日本人にとって、家、アパート等が狭いことは当たり前になっています。もし、あなたが日本の狭い家に住む場合には、生活に必要なスペースを確保する必要があります。この考え方は、西欧諸国からデザインが輸入された後であるにも関わらず、日本人による住宅のデザイン手法に影響を与えました。
はじめに
アパートは、この考え方が反映された最たる例です。
アパートの基本的な間取りはワンルームです(浴室、トイレ除く)。キッチンがある場合はその仕切りがないことがほとんどです。さらに、たいていのワンルームには、収納場所が1つしかありません(クローゼット)。そこに、身の回りの物や布団を収納します。通常ワンルームではトイレと浴室が分けられていますが、中には、トイレと浴室が同じ部屋にある場合もあります。
また、家賃が安価に抑えられていることが多いからか、トイレと浴室が同じ部屋にあるタイプのものが一般的になりつつあります。
DKとは?
間取り図には、1K、1DK、または1LDKの注釈が付けられています。また、日本語でリビング、ダイニング、キッチンと記載されています。このDKの前についている数字、部屋数が多ければ多いほど、家賃は高くなります。たまに、かなりリーズナブルな賃料で部屋を借りることができることもあります。単身用アパートの広さの平均としては、25〜38 ㎡、または269〜409 ft 2になります。
知っておくべきこと
日本では、1Kのアパートが最も一般的な間取りです。1Kには、リビングと小さなキッチンがあります。リビングは、典型的な西洋の家と同じく、居間の機能と客間の機能を兼ね備えたものになっています。そこで、クローゼットを有効活用し、収納スペースを工夫して使うことで、部屋のスペースを最大限活用する必要があります。
また、1Kではトイレと浴室が同じ部屋にある可能性が高くなります。キッチンに関しては、とても狭い作りになっているので、その日に必要な食材だけを購入することをお勧めします。また、間取りを見て、浴室と洗濯機がつながっているかなどの確認も重要となってきます。
次は、1DKを見てみましょう。1DKは、1Kよりも少し広くなった程度の間取りです。
1DKのキッチンは、小さな台所空間を配置するために十分な広さを確保しています。また、食事をする場所と居住場所を別々にすることができます。ほとんどの1DKではセパレートタイプですが、リビングの広さは、1Kとほぼ同じ広さになります。 なお1LDKには、別の部屋がもう1部屋加わります。このようなタイプの間取りでは、家主の許可がある場合に限って部屋をシェアすることもできます。また、日本の1DKの間取りはどちらかといえば西洋の家に近い間取りになっています。
全ての間取りに言えることですが、安い家賃で借りることができる場合はそれなりの理由があります。
家賃相場は変わる
基本的に、便利な場所にある物件は、家賃が高い場合が多いです。ちなみに、1K、セパレートタイプ、洗濯物干し場、洗濯機・乾燥機置き場付きの物件の家賃は、1か月あたり約60,000円程度です。ただし、都心かどうか、駅までの距離等に応じて家賃相場が変わるため、人口の多い地域を離れると、広めのアパートを安い家賃で借りることができる場合がほとんどです。
また、日本には部屋といっても、伝統的な畳の和室、洋室、ベアボーンズなどさまざまなタイプのものがありますので、あなたの好みに合わせて部屋を選んでみてください。