近所を気にせずに、楽器を練習したくないですか?静かな環境で在宅勤務したくないですか?今回は、自宅でできる防音環境の作り方について紹介したいと思います。
防音毛布を使う
部屋を防音したいのであれば、防音毛布はとても使い勝手のいいアイテムです。たいてい、防音に最適なキルティングファイバーグラスやポリエステルが使われています。それで窓を覆えば、外の騒音が遮断する事ができます。洗濯機など音を出す家電の上に掛けても良いでしょう。持ち運びしやすく、リーズナブルなお値段で買えます。防音毛布があれば、自宅の内外を問わず、しっかり防音してくれますよ。
アコースティックパネルを買う
アコースティックパネルを使えば、室内の音を漏らさず、外部の騒音も防いでくれます。昔からある防音アイテムで、一定の効果が認められています。アコースティックパネルとは、壁に掛けるボードやファブリックの事です。音を吸収するタイプの商品は、近所の人に迷惑を掛けずに、楽器を練習したい人にはお勧めです。外部の騒音を遮断するタイプの商品もありますよ。仕事やポットキャストの録音をするために静かな環境を確保したい人は、アコースティックパネルの購入を検討したらいいかもしれませんね。室内の音と外部の騒音のどちらも遮断したいのであれば、二つのタイプのパネルを一緒に部屋で使えばいいかもしれませんよ。
厚みと重さのあるカーテンを使う
自宅の窓が開いていれば、室内の音が漏れ、外部の騒音が入ってくる事になります。そんな時、厚みがあり重さのあるカーテンを使えば、音の伝達を遮断してくれます。それに、冬の間は、暖かい空気を逃がさないように保温もしてくれます。それでも十分に防音できない時は、騒音の遮断に特化しているアコースティックカーテンを購入してもいいでしょう。重量は7キロあります。しっかり外部の騒音を遮断してくれます。
ドア下の隙間を埋める
ドア下の隙間からも、たくさんの騒音が入ってきます。ドアを閉め、ドア下の隙間もきちんと埋めれば、音だけでなく虫やクモの侵入も防げます。例えば、ドアストッパーを隙間に差し込んで、防いでみて下さい。一時的に防音が必要になった場合は、厚めのタオルで隙間を塞ぐといいですよ。
厚めのラグ、ラグパッドを使う
分厚い敷物を敷けば、自宅を断熱し、騒音を防いでくれます。敷物の下に敷くラグパッドを買えば、さらに防音性能を高め、近所に迷惑を掛けずに済みます。それに冬の間は、暖かい空気を逃がさないよう保温もしてくれます。ラグパッドは、フェルト、メモリーフォーム、ゴムで作られており、色んな厚みや密度のラグパッドが販売されています。特に、フェルト、メモリーフォームは防音効果が高いのでお勧めです。フェルトは、厚みがあり密度が高いほど、騒音をより遮断(または、音を漏れないように)してくれます。
防音タイプのガラスやアクリルガラスを挿入する
厚みのあるカーテンやアコースティックカーテンを使っても、防音効果に納得できないのであれば、防音タイプのガラスやアクリルガラスを挿入してみてはいかがでしょうか。挿入したら、気密シールを貼りましょう。気密シールを貼る事で、外部の騒音は少なくとも50%遮断できます。これらはカーテンとは違い、部屋の見た目が大きく変わる事はありません。しかし、窓を開けたい時には、防音タイプのガラスやアクリルガラスを一旦取り外す必要があります。ですので、窓を開ける機会があまりなく、特にカーテンにこだわっているわけでないなら、ぜひ防音タイプのガラスやアクリルガラスを使ってみて下さいね。
本棚を買う
本棚を活用すれば、部屋の壁が薄くても、音漏れを防ぐ事ができます。薄い壁に沿って本棚を設置すれば、隣の部屋と自分の部屋の間を仕切る壁の厚みが増します。そこに本や小物を本棚に置けば、より厚みが増して、防音性能を高める事ができるでしょう。防音効果を最大限に発揮させたいのであれば、大きな本棚を購入し、できるだけ壁に沿って設置するといいでしょう。
金銭面に余裕がない場合は、卵のパックを使う
卵の入ったパックは、防音に効果があると巷で広まっていますが、実際は、卵のパックは薄いので、防音にそれほど適しているわけではありません。在宅で働くにあたって、静かな環境のために卵のパックを部屋に置いたとしても、あまり効果は見受けられないと思います。ですが、外部からの騒音を防ぐツールとしては効果があります。音を吸収し、部屋のエコーを減らしてくれます。ですが、アコースティックパネルや防音に特化したアイテムに比べると、そこまでの効果はありません。ですので、金銭面で余裕があるのであれば、ちゃんとした防音仕様のアイテムを買う事を強くお勧めします。しかし、金銭面に余裕がなく、楽器を練習する場所を探しているのであれば、壁に沿って卵のパックを置けば、多少なりとも役に立つかもしれません。