日本のアパートは、他国のアパートと異なる点が沢山あります。今回は、日本の流し台について紹介したいと思います。
日本に住んでいると、日々暮らしていく上で柔軟に対応しなければならない事が沢山あり、慣れるまでには時間が掛かります。特にリビングには、コンセント一つからキッチンに至るまで、対処が求められる物が多くあります。特に、日本の流し台には慣れておいた方がよいでしょう。
日本の流し台は、年月とともに何度も姿を変えてきました。ほとんどの流し台は欧米のスタイルになりつつありますが、一般家庭で利用されている流し台は小さく、台所や浴室などに備え付けられています。トイレの近くやトイレ自体に取り付けられている流し台もあります。今回は、それらの流し台を設置する各部屋を見ていきたいと思います。また、流し台の掃除方法やメンテナンス方法についても紹介していきます。
台所
日本の一般的な台所の広さは、それほど広くありません。一人の人間がちょっとした料理を作るのであれば、十分な広さだと思います。1ルームタイプの部屋であれば、部屋のほとんどを収納や生活のためのスペースが占めてしまうため、台所のスペースは簡単に料理をするスペースしかありません。同じ事が、カウンター、コンロ、流し台にも言えます。日本の流し台は、欧米の流し台の約半分の大きさで、深くも広くもありません。使い終わったお皿や溜まった水で、すぐにいっぱいになってしまいます。流し台からの排水量も多くありません。また、調理用具を乾かすスペースもそれほどありません。ですので、小さなポットを買うのであれば、流し台の下に収納できるサイズを選んで買うといいでしょう。
流し台に合うサイズのまな板を購入すれば、こういった問題に対処する事ができます。料理を準備したり、洗い物を乾かすためのスペースもできるでしょう。日本の台所にある流し台には、欧米の流し台にはない機能があります。それは、排水溝に付属しているプラスチックフィルターです。フィルターがあれば、食べ物の残りかすや大きな生ゴミをキャッチしてくれます。しかし、頻繁に掃除しない場合や、隙間や隅を掃除しきれていない場合は、排水溝から悪臭が漂います。そんな時は100円ショップに行って、小さなフィルターを掃除するためのブラシを買って下さい。フィルターの内側につけるネットも売っていますよ。腐った食べ物や油かす、生ゴミで手を汚したくないのであれば、排水ネットを活用してみては如何でしょうか。プラスチックフィルターを汚さずに、キャッチする事ができますよ。それらが排水ネットに溜まったら、ネットを外して、そのまま捨てて下さい。しかし、そうすれば掃除自体は簡単になりますが、ネットを買うたびにお金がかかります。それが嫌なら、ネット自体を掃除すればいいでしょう。
流し台やフィルターを洗っても臭いが取れないのであれば、100円ショップで脱臭カプセルを買うのも一つの手です。悪臭を和らげてくれます。色んな香りがあるので、好きな香りを選ぶ事ができます。1パックに10個以上入っており、カプセルを置くだけで、時間をかけてゆっくりと水で汚れを落としてくれます。カプセル以外にも、流し台を掃除、脱臭してくれる商品はあります。大抵のお店でお手頃価格で売っています。また、シャワーヘッドを購入して、水を流し台で隅々まで水を行き渡らせる事もいい案ですよね。お皿を洗ったり、洗い桶に水を早く貯めたい時にも便利ですよ。
浴室/トイレ
トイレと浴室が別になっているアパートがあります。日本のアパートでは、トイレと浴室が別になっている事がほとんどです。大抵のシャワールームには、流し台が備わっています。そこには歯ブラシや小物類を置くための小さなスペースもあります。流し台は洋式であるため、フィルターは特に付いていません。ですので、掃除するためにはタワシなどを別に買うといいでしょう。定期的に、掃除やメンテナンスを行うようにして下さい。
日本のトイレは、色んなサイズや種類の物があります。昔ながらの日本式トイレは、床に直付けされています。用を足したいときは、かがむ必要があります。洋式のトイレもあります。最近の日本では、旧式の和式トイレを洋式のトイレに取り替えている所が多いです。トイレの技術は他国よりも進んでおり、心拍数の計測、暖房便座、ビデ、自動で排泄物を流す機能付きのトイレなど、世界のどの国よりも優れたトイレを開発しています。日本では、どのトイレにも小さな流し台がついています。トイレを流すと、すぐに流し台から水が出てきて、用を足した後の手洗い場として、その場ですぐに手を洗う事ができます。トイレの流し台に置いて使う芳香剤もあります。流し台に水が流れると、ゆっくりと溶けていきます。
その他
アパートや住宅では、ここで紹介した場所以外にも、流し台がある場合があります。単に、手を洗うためだけに、トイレの近くや、コーナーに設置されています。大きな住宅やマンションでよく見掛けられます。洋式の流し台が備え付けられており、定期的に掃除すれば、何も問題ありません。
今回は、日本の住宅やアパートで見かける、一般的な流し台について紹介しました。洋式の流し台とあまり変わりありませんが、日本独特のユニークな機能が付いている流し台もあります。掃除する必要がある場所は、全て確認しておくようにして下さいね。そうすれば簡単に綺麗に保つ事ができますよ。