「冬の早朝3時にガラスが割れ叩きつけられる音で目が覚める」なんて事になれば、茫然としますよね。さらに、「家具が転倒し、電気が止まり、緊急地震速報のアラームが鳴り響く」事態になったとしたら・・・なんて考えただけでぞっとしますよね。今回は、家庭でできる地震対策について紹介したいと思います。
これから引っ越しをされる方は、地震への備えを万全にしておきましょう。今の部屋に少し手を加えるだけで、被害を最小限に抑える事ができます。お金も手間も、それほどかかりませんよ。
ビレッジハウスでは、あなたにぴったりの賃貸物件をご用意しています。ぜひ、私たちのホームページもご覧下さいね。
まずは、ホームセンターやダイソーなどの100円ショップで、耐震マット、突っ張り棒、L型金具などを購入しましょう。地震による怪我の原因のうち、3~5割は家の中の家具や大型家電などによるものだと言われています。家具を固定する事で、怪我を未然に防ぐ事ができますよ。
L型金具
家具をなくせば、怪我や事故が起きる可能性は低くなります。ですが、家具がない暮らしなんて考えられないですよね。そこで、壁と家具をねじで固定する「L型金具」なんていかがでしょうか。棚、本棚、ベッド、机など、何にでも使えますよ。
家具を固定する前に、部屋のレイアウトを確認しておきましょう。ドアや避難経路の近くには、家具を置かないようにして下さいね。
また、地震の二次災害(火災など)を防ぐためにも、家電や水槽用ヒーターのある水槽も固定しておきましょう。L型金具が使えない時は、他の耐震グッズ(耐震マットなど)を活用してみて下さいね。
耐震マット
耐震マットは、粘着性のあるパッドになっていて、すべり止めとして使用します。100円ショップやホームセンターで買えますよ。テーブルの脚や床、調理台やテレビ台などに貼れば、家具や家電を簡単に固定できます。
L型金具や突っ張り棒と併用して使うと、効果がありますよ。ぜひ活用してみて下さいね。
突っ張り棒
ホームセンターやダイソーなどの100円ショップに売っている突っ張り棒は、地震の危険からあなたの身を守ってくれます。家具を金具で留め、さらに上部に突っ張り棒を設置すると、強度が増して、より安全になります。耐震マットもあれば、合わせて使ってみて下さいね。
突っ張り棒は、家具と天井の間のスペースに設置する事をお勧めします。棚が高いと、天井と棚の間のスペースが狭くなるため、短い突っ張り棒が必要です。棚が低いと、長い突っ張り棒が必要になります。本棚とたんすの間などは、横の空間で突っ張る事もできますよ。
L型金具がなくても、転倒防止用の金具、突っ張り棒、耐震マットを合わせて使うと、効果があります。ぜひ試して下さいね。
耐震ラッチ
私達は、日々の暮らしの中でグラスや陶器の食器をよく使います。割れやすい食器は必ず食器棚に入れておきましょう。
しかし、地震の揺れで、食器棚の扉が勝手に開いて、食器が落ちて割れてしまう事があります。そこで、耐震ラッチを購入して、扉や引き出しに取り付けておきましょう。そうすれば、揺れによる食器の飛び出しを防ぐ事ができますよ。
また、ガラス容器などの割れ物は、高い位置に置かないようにしましょう。高ければ高いほど落ちた時の衝撃が大きく、破損や怪我など事故の原因になりますからね。
家の窓には、ガラス飛散防止フィルムを貼りましょう。破片が飛び散らないので、怪我が未然に防げますよ。
地震保険
日本の住まいに関する保険は、ほぼ地震を補償しています。ですが、念のため契約書に目を通して、補償範囲に入るかどうかを確認しておきましょう。もし入ってなければ、別途、地震保険に加入しておきましょう。
ただし、住まいに関する保険の中で、火災保険は地震による火災を補償していません。火災保険にしか入ってない人は、ぜひ地震保険にも加入しておきましょう。
今回は、家具や家電を固定する方法を主に紹介しました。ドアや避難経路などの近くには、なるべく物を置かないようにして下さいね。割れ物を入れている棚も、耐震対策を施しておきましょう。それから、地震後の二次災害(電気や水のトラブル)にも気を付けて下さいね。
少し面倒くさいかもしれませんが、万が一の時に備えて、準備を怠らないようにしましょう。引っ越しをお考えでしょうか?それでしたら、私たちのホームページをぜひご覧下さいね。
最後に、「防災バッグ」も準備しておきましょう。入れ忘れがないように、私たちのブログ「防災バッグに詰めておくべきもの」で中身を一つ一つ確認しておいて下さいね。