俳優のシアーシャ・ローナンは、一人暮らしで一番厄介なのは、お腹がすくと買い物、調理、後片付けまでを自分一人でしなければならない事だったと言っていましたが、これは、私たちだけでなく、多くの人が共感できることだと思います。
料理にあまり詳しくなく、面倒に感じる人には、自炊は難しいかもしれません。労働時間が長く、利便性が最優先される日本では、31.6%の人が、少なくとも週に1回は外食をしているようです。また、2021年11月に実施されたStatista.comの調査によると、60%の人が調理済みの総菜やお弁当を買って帰っているようです。
Uber Eats や出前館などのフードデリバリーサービスの利便性と人気の高まりも、自炊離れと外食への依存に拍車をかけています。Uber Eats だけでも、2022 年 9 月の日本におけるアプリのダウンロード数が 2,465 万件ある事が明らかになりました。 今や、国内で最も人気のあるフードデリバリーサービスとして知られています。
確かに、料理を玄関まで届けてくれるサービスは、魅力的でとても便利なサービスです。ですが、長い目で見ると、貯蓄と収入にかなりの打撃を与えます。日経アジアの記事によると、Uber Eatsは登録しているレストランに対し、注文ごとに最大35%の手数料の支払いを請求し、この手数料が150~350円の配送料として顧客に転嫁されています。つまり、週に1回利用すると、配送料として600円から1,400円の支出が予想されます。
では、それを防ぐ手段は何だと思いますか?そうです、自炊をする事です。ですが、果たしてそれが本当に節約につながるのでしょうか?早速みていきましょう。
1. 買い物リストを作る
確実にお金を節約するには、賢く買い物を済ませる事です。あらかじめ買い物リストを作成しておき、リストに沿って買い物をすることで、お金を節約する事ができます。スーパーマーケットでは、あちこちのスピーカーから聞こえてくる宣伝文句や割引のお知らせ、カラフルな看板に心を奪われがちですが、買い物リストを作成する事で、あらゆる誘惑から身を断ち切る事ができます。
不必要な品物の購入を避けるもう一つの方法は、食料品をネットスーパーで買う事です。これは必要な物だけに目がいくので、いらない物を買う事がないし、時間がない時にもとても便利です。
3つ目の方法は、近所のお店を比較してみる事です。もし徒歩圏内にスーパーマーケットが複数ある場合には、それぞれの店の価格を見比べて比較して下さい。そして、価格帯の一番安かったスーパーマーケットで全てを買ってもいいし、安い商品のみをその店で購入し、あとの商品は別の安い店で買うやり方でもいいと思います。近隣で様々なスーパーマーケットが利用できる住まいをお探しの方は、全国47都道府県に1,000件以上の物件を持つビレッジハウスの賃貸物件をぜひご検討下さい。
2. 安い食材を活用する
numbeo.com によると、日本では、安いレストランでは約1,000円 から、それなりのレストランでは約 3,000 円から料理が食べられます。ちなみに、ファストフードであれば、マクドナルドのセットは750円から、吉野家の牛丼は500円から提供されています。
週に1回、毎週ファストフードを食べて、月に1~2回自分へのご褒美としてレストランで外食すると考えてみて下さい。これだけでも、食費だけで1万円近くかかってしまいます。そうではなく、383円のお米1キロ、170円の卵4パック、鶏ささみ1キロ1,035円、1キロ515円のジャガイモを買うとします。支払いは2,100円ほどで、うまく食材を使い回せば、1週間分の食費を賄う事ができます。
上記の価格は numbeo.com による推定金額ですが、店舗で食材を購入する場合は、割引や特売がないかを気にかけるだけでもずいぶん違うと思います。また、確実にお得な買い物をしたければ、閉店時間の間際に買い物をすることをお勧めします。肉、パン、農産物などの生鮮食品は翌日に持ち越せないため、かなり割引して売っています。 また、手羽先、焼き鳥、ローストチキンなどの調理済み食品も閉店時間の間際には割引されるので、ぜひ利用して下さいね。冷蔵庫で数日間保存でき、別の食事に再利用できるので、とても便利です。
他にも、地元産の製品や地元ブランド、ジェネリックブランドにこだわると、輸入ブランドや輸入品などよりも安く手に入りますよ。
最後になりますが、数日以内に使い切る事ができる量や冷凍庫に保存するもの、賞味期間などを考えて購入しておくと、食材を無駄にする事なく長く使う事ができます。
3. 手軽に調理できるメニューを実践する
料理がさほど好きではない場合、または得意でない場合、もしくは好きでも得意でもない場合は、料理を回避する方法があります。一つは、調理が簡単な料理を見つける事です。例えば、「鍋一つで出来る料理」「材料3つで作るレシピ」「簡単な炒め物」「30分で作れる料理」「調理する必要がないレシピ(サラダやサンドウィッチ)」などです。
食生活、個人の好み、アレルギーや食物不耐症に応じて、冷蔵庫にある物をうまく活用すれば、お金の節約につながります。インターネットのウェブサイトで調べれば、様々な味覚に合う、手早く簡単に作れるレシピがたくさん見つかると思いますよ。
4. 作り置きをして、調理時間と食費を節約する
作り置きとは、数日分の食事のメニューを立てて、あらかじめ料理を作って置いておく事をいいます。数日間同じメニューを食べても気にならない人向けではありますが、作り置きをする事で、食費の節約になるだけでなく、当日調理に携わる時間を大幅に減らせます。
また、作り置きをすると、数日後には食べれるように冷凍・冷蔵して保存できますが、多くのシェフや研究者によると、日数が経過すると食品の風味が損なわれる可能性があるため、保存期間は最長4~5日までが望ましいそうです。
それに、作り置きしようとすると、数日分の食材をまとめて購入して使い切るため、フードロスもなくなり、無駄なお金のロスもなくなります。便利で使い勝手もよいため、外食やフードデリバリーをしたくなるなんてこともなくなります。また、職場や学校にもっていくお弁当の具材にも利用できるので、お弁当を買う必要もなくなります。
このように、事前に準備しておくと便利でお得になる事は、日常生活でまだまだあります。それは何かお分かりになりますか?そう、アパート探しです。ビレッジハウスなどの不動産会社では、ウェブサイトから賃貸物件の閲覧や問い合わせ、申請をすることができます。自宅に居ながらにして住まいを探す事ができるので、とても便利です。ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
5. フードロスをなくす
食べ物を破棄する事は、食べ物を無駄にするだけでなく、お金を捨てる事と同じです。ですので、冷蔵庫や食品庫にある品物の賞味期限は必ずチェックしておきましょう。そして、賞味期限が間近にせまっているものは、なるべく早く使うようにしましょう。
フードロスを最小限に抑えるもう 1 つの方法は、数日間のメニューを考えておく事です。 数日先まで何を作り、何を食べたいかを事前に計画して、それに基づいて買い物リストを作成します。これにより、どの食材をどのくらい購入すればよいかが分かります。
こうしておくと、外食をしたり、フードデリバリーを頼んで、食べ残しが家に残っていても、翌日それを食べる気にならないのであれば、別の料理に作り替える事ができますよ。