今回は、春に出会える可愛い動物を紹介したいと思います!
日本で、春といえばお花見です。ですが、春に楽しめる物は花だけではありません。多くの動物が冬眠を終え、赤ちゃんがたくさん生まれます。鹿、ウサギ、鳥の可愛い赤ちゃんが見たいのなら、春がお勧めです。オオサンショウウオなど、変わった生き物も見る事ができますよ。春に出会える日本の動物についてもっと知りたいのであれば、ぜひこの記事を参考にして下さいね!
奈良鹿
奈良県は、奈良公園一帯で放し飼いにされている鹿が有名です。どのシーズンに訪れても、人なつっこい鹿を見ることができます。ですが、春から初夏にかけて(五月ごろ~六月ごろ)奈良公園を訪れると、もっと可愛い生き物に出会えます。
それは、鹿の赤ちゃんです。出産シーズンには、フェンスに囲まれた鹿苑に、お母さんと赤ちゃんの鹿が集められます。ですので、わざわざ探しに歩き回る必要はありません。関西にお住まいであれば、ぜひ春に訪れてみて下さい。この時期にしか見れませんよ!
アマミノクロウサギ
どのウサギも可愛いものですが、春にぜひ見ておきたいウサギを紹介します。それは、特別天然記念物に指定されているアマミノクロウサギです。絶滅危惧種に指定されています。沖縄と九州の間にある奄美大島と徳之島でしか見る事ができません。すでに絶滅してしまいましたが、昔本州に生息していた古代種の子孫という事で、「生きた化石」と呼ばれています。(ウサギには珍しく)夜行性なので、日中には会えないかもしれません。年に2回、春と秋が繁殖期だそうです。春に行けば、赤ちゃんに会えるかもしれませんね。奄美大島と徳之島に行けなくても、近くで飼育されているウサギを見に行ってみましょう。子ウサギは愛らしく、春の象徴です。見るだけで、テンションが上がると思いますよ。
寒立馬
寒立馬は、青森県にしか生息していません。短い脚とぽっちゃりした胴体で広く知られており、とてもキュートです。寒さに強く、厳しい冬も問題なく過ごせます。下北半島国定公園の尻屋崎には、広い牧草地がありますが、冬になると、その一帯では降雪量が多くなるため、アタカという放牧地へ移動します。そして、春になるとまた尻屋崎へ戻ります。ぜひ、この時期に下北半島国定公園を訪れて、キュートな寒立馬をご覧になって下さいね。
タンチョウ
ウサギと鳥は、春を象徴する生き物です。外で鳴く鳥のさえずりを聞くのもいいですが、春先に北海道に行けば、特別天然記念物に指定されているタンチョウに出会う事ができます。「幸福を象徴する鳥」として広く知られており、赤い頭頂部が特徴的で、絶滅危惧種に指定されています。
ここでは他に、オオハクチョウも見る事ができます。冬は、カルデラ湖である屈斜路湖の近くで過ごしますが、4月になるとここを飛び立ちます。飛んでいるオオハクチョウの雄大な姿を写真に撮りたいなら、絶好の機会だと思いますよ。
オオサンショウウオ
ウサギや赤ちゃんの鹿など小さくて可愛い生き物が好きな人もいれば、ちょっと変わった生き物が好きな人もいますよね。そういう方は、ぜひ日本原産の固有種であるオオサンショウウオを見に行く事をお勧めします。チュウゴクサンショウウオに次ぐ世界第二位の大きさで(最長1.5m)、本州や九州の水温が低く流れが速い川に生息しています。夜行性の生き物なので、オオサンショウウオを探しに行くなら夜がお勧めです。簡単にはお目にかかれないので、探す価値は十分にあります。五月から六月ごろにかけて出没するそうですよ。