新しいアパートへ引っ越して、なんだか寂しくなってきたということはありませんか?そんな時は、ペットを飼いたくなるかもしれません。ペットを飼えば、そのペットとの間に仲間意識が芽生え、物理的にも精神的にも、頼りになる支えとなってくれます。毛や羽で覆われた理想の友達との出会いは、計り知れない喜びをもたらしてくれます。しかし、そうはいっても、ペットショップに行く前には、少しリサーチをしておくべきです。アパートでの生活に適していない動物もいるからです。そういった動物をペットとして飼うと、あなた自身だけでなく隣人にも大きなストレスを与えてしまいます。今回は、アパートで飼うのなら、どんなペットがふさわしいのかを紹介したいと思います。では、見ていきましょう。
魚
魚は、アパートで飼え、ペットの中で最も音を出さない生き物です。たまに魚が水の中ではねる音は聞こえますが、鳴いたりしません。それに、住んでいるアパートがどんなに狭くても、小さな水槽であれば置く事ができます。1日に1度エサを与える必要はありますが、それ以外、特に世話をする必要はほぼありません。数週間おきに水槽を掃除する必要がありますが、それだけです。魚を飼う事は、健康にもいいですよ。泳ぐ魚を見ていると、穏やかな気持ちになります。血圧を下げる効果もあるかもしれませんね。
犬
アパートで飼うペットとしては、小型犬は適しているといっていいでしょう。日本では、トイプードルが育てやすく、とても人気があります。可愛くて、人形のような小型犬は行儀が良く、狭いアパートでも十分に飼えます。大型犬が好きな人も、がっかりしないで下さい。
大型犬でも、例えばグレイハウンドなどはアパートで飼えるかもしれません。(ただし、住んでいるアパートが、大型犬が快適で安全に暮らせる十分な広さがある場合に限りますが)こういった犬種は、一日中くつろいで、居眠りをして過ごします。しつけをきちんとしさえすれば、狭いアパートでもうるさく吠えたり、物を壊す事もないと思いますよ。
ハリネズミ
世界の一部の地域では、ハリネズミをペットとして飼う事は許可されていません。ですが、ラッキーなことに、日本では外来のペットを飼育するにあたって、法律で厳しい要件を課していません。ハリネズミは、ハムスターや魚と同じように、飼育するのに場所を取りません。依存心が少ない動物なので、ほぼ一日構ってやらなくても機嫌を損ねません。定期的にケージを掃除すれば、ハリネズミは臭いません。臭いを気にせずに、ワンルームでハリネズミを飼う事ができますよ。
猫
猫は、アパートで飼育するのに適した動物で、日本ではとても人気があります。小型犬とは違い、忙しい人が飼うのに向いている動物です。ベンガルのように鳴き声がうるさい品種もありますが、ほとんどがそんな事なく、近所の人を怒らせるほど、うるさく頻繁に鳴いたりする事はありません。エサを与えて、トイレを掃除する必要がありますが、散歩させる必要はありません。忙しく過ごしている人には、理想的なペットではないでしょうか。
鳥類
鳥類も、アパートで飼育するのに適しているペットです。ですが、鳴き声が非常に大きい鳥は、隣人をイラつかせてしまうかもしれません。お住まいのアパートの壁が厚くない限り、オウムやコンゴウインコのような品種は飼育に向きません。しかし、アキクサインコやネズミガシラのように静かな鳥であれば、アパートでも十分に飼育できます。どうしても鳴き声を出す鳥が飼いたいのであれば、カナリア、フィンチなど鳴き声が小さい鳥を飼うのがいいでしょう。あなたは鳥の歌声を聞きたいかもしれませんが、他の人もそうだとは限りませんからね。
うさぎ
自宅でのしつけは難しいかもしれませんが、うさぎもアパートで飼育できるペットです。おそらく、トイレをしつけたいとお思いでしょうから、猫のトイレと同じくらいのスペースを用意して下さい。うさぎは、ペットの中で最も静かな部類に入ります。穏やかにリラックスして暮らしたい人には理想のペットです。それに、うさぎの体臭はそれほどひどくないので、ふれあい広場のような臭いが、小さなアパートに充満する事はないでしょう。犬と違って、うさぎは散歩に連れ出す必要がありませんが、一日に数時間は、ケージから出してやる必要があります。うさぎが走り回るスペースぐらいは、どのアパートにも十分にあると思いますよ。
ハムスター
ハムスターは、家で飼育するのにほとんどスペースを取りません。狭いアパートで暮らす人には、理想的なペットです。しかし、ハムスターは、他の動物に比べて静かなペットだとも言えません。ハムスターが使う回し車の音をうるさく感じるのなら、違うペットを飼う方がいいかもしれません。
ハムスターもそれほど手を掛けなくてもいい動物ですが、エサを与えて、定期的にケージを掃除する必要はあります。依存心も大きくありません。ただし、夜行性で夜にガサガサ動くので、ワンルームに住んでいたり、眠りが浅いのであれば、飼ったとしても、飼育を考え直す時が来るかもしれませんね。
小型の爬虫類
蛇をペットとして飼育するという選択肢は、万人に当てはまるわけではありません。ですが、小さな蛇であれば、アパートでも十分に飼育できます。静かですし、一日中ケージに入れておけば機嫌よく過ごしてくれます。爬虫類をペットとして受け入れるアパートでは、小型の亀、とかげ、イグアナ、カメレオンも飼育できます。爬虫類は全くうるさくしないので、隣人からの騒音苦情が寄せられる事もないでしょう。ですが、爬虫類のお世話はそう簡単ではありません。飼育するにあたって、特別なランプを購入し、部屋の湿度を調整する必要があります。心臓が弱いのであれば、爬虫類にエサを与える事は難しいかもしれません。ほとんどの爬虫類は、昆虫やネズミを食べるからです。