心地よい空間を作るには、部屋の用途や雰囲気に合った照明選びが重要なポイントです。
例えば、リビングでは温かみのある電球色の照明を選ぶとリラックスでき、キッチンや作業スペースでは明るい昼白色の照明が適しています。寝室には、間接照明や調光機能付きの照明を取り入れることで、眠る前にリラックスした環境を整えられるでしょう。
そこで本記事では、部屋別に合わせた心地よい照明選びについて紹介します。心地よく過ごせる照明の選び方について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
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心地よい照明の選び方
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まずは、照明の選び方について確認していきましょう。勉強や細かな作業する場合に必要な明るさは、目安として1畳あたり30~40Wといわれています。例えば、8畳であれば240~320W、10畳なら300~400Wが目安となります。
ただし、ゆったり過ごしたい空間や寝室などの照明の明るさは、1畳あたり15~20Wが良いでしょう。8畳であれば120~180W、10畳であれば150~200Wを基本として考えてください。
1畳あたり15~20Wあれば読書もできる明るさを確保しつつ、目が疲れない程度の明るさとなります。なお、ひとつの照明で明るさを満たすのではなく、ペンダントライトやテーブルライトなどを組み合わせると、奥行きがある素敵な空間になるのでおすすめです。
LED電球が人気のある5つの理由
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- 省エネで経済的
LED電球は、従来の白熱電球や蛍光灯に比べて消費電力が少なく、エネルギー効率が非常に高い電球です。同じ明るさを得る場合でも、白熱電球の約1/6~1/8の電力で済むため、電気代の節約につながります。
- 長寿命
LED電球の寿命は約40,000時間程度とされており、白熱電球(約1,000時間)や蛍光灯(約6,000~10,000時間)と比較すると圧倒的に長持ちします。また、交換頻度が少ないため手間やコストが軽減されます。
- 環境に優しい
LED電球は低消費電力なのでエネルギー使用量が削減できます。また、LED電球は水銀を使用しないため、環境への負荷が少ない点も評価されています。
- 安全性が高い
LED電球は発熱が非常に少なく、白熱電球のように高温になることはありません。そのため、火傷のリスクや火災の危険性が低く安全性が高いといえます。
- 豊富なデザインと機能
LED電球はさまざまなデザインや機能を持っており、調光・調色機能付き、スマートライト対応(スマホ連携)など、利用シーンに合わせて選択できます。間接照明や装飾照明にも適しており、空間演出にも活躍します。
なお、LED電球では、以下のような光の種類があります。心地良い空間にするなら、暖かな雰囲気が特徴的な電球色がおすすめです。
- オレンジ色の暖かい雰囲気がある「電球色」
- 太陽の明るさに近い「昼白色」
- 昼白色よりやや自然な色合いの「温白色」
- 昼白色より明るい光の「白色」
- 白く青みがかった明るい色の「昼光色」
リビングの照明
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- リビングの広さに応じた明るさの確保
リビングの広さに応じて、適切な明るさを確保することが大切です。一般的に、1畳あたり15W~20Wの明るさが目安とされています。例えば、10畳のリビングであれば150~200Wが適切です。ただし、家族構成や使用目的によって明るさの感じ方は異なるため、調光機能付きの照明を選ぶと柔軟に対応できるでしょう。
- 照明の設置場所と種類の選定
リビングの照明としては、天井に直接取り付けるシーリングライトがおすすめです。シーリングライトは空間全体を均一に照らし、生活動線を防ぎません。一方で、ペンダントライトはデザイン性が高いものの、吊り下げるタイプは人の動線を邪魔する可能性があるため、設置場所や高さに注意が必要です。なお、ペンダントライトは床から190cm以上の高さに設置し、頭をぶつけないよう配慮しましょう。
- 家族のライフスタイルに合わせた照明選び
リビングは家族全員が共有する場所であり、各々の過ごし方や好みによって必要な明るさが異なります。例えば、読書や勉強をする場合は明るめの照明が必要ですが、リラックスタイムには柔らかな光が適しています。シーンに応じた明るさと色温度を設定できるよう、調光機能や調色機能が付いた照明を選ぶと良いでしょう。
ダイニングの照明
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- ペンダントライトの活用
ダイニングの照明には、天井から吊り下げるペンダントライトがおすすめです。ペンダントライトはインテリアのアクセントとなり、テーブル上を効果的に照らすと空間に立体感が生まれ、食卓の雰囲気が一層引き立ちます。
- 明るさの目安
ダイニングの明るさは、1畳あたり15〜20Wが目安とされています。例えば、6畳のダイニングであれば90W〜120Wが適切です。また、電球の色味はオレンジ色の電球色を選ぶと、温かみのある食卓を演出できます。
- 設置高さの調整
ペンダントライトの適切な高さは、テーブルの天板から60〜80cm上の位置です。この高さに設定するとテーブル全体を均一に照らし、眩しさを感じにくくなります。高さを微調整できるように、コードの長さが調整可能なタイプを選ぶのがおすすめです。
- シェードの素材選び
ペンダントライトのシェードの素材によって、光の広がり方や雰囲気が変わります。光を通す素材のシェードは、柔らかな光が広がりリラックスした空間を作り出すでしょう。一方で、光を通さない素材のシェードは、光が下方向に集中し陰影のあるムーディーな雰囲気を演出します。
キッチンの照明
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1. キッチンの照明は明るさが重要
キッチンでは作業がしやすいよう、明るさを十分に確保しましょう。太陽光に近い昼白色の照明は手元がはっきり見えるので、野菜やお肉の鮮度を確認しやすく、快適な作業環境となるためおすすめです。
2. 簡単に設置できる補助照明の活用
キッチンをさらに明るくするために、コンセントプラグ付きのLEDバーライトを取り入れるのもおすすめです。磁石で取り付けられるタイプや、両面テープで固定できるタイプがあり手軽に設置ができます。設置する際には、光が視界に直接入らない位置を選び、目に優しい環境を整えましょう。
書斎の照明
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書斎は、自分だけのプライベートな空間です。読書やパソコン作業をする書斎では直接照明を使わず、間接照明だけでも快適に過ごせます。書斎におすすめする照明は、LEDデスクスタンドやLEDスタンドライトがおすすめ。
さらに、手軽に設置できるプラグ付きのブラケットライトも便利です。いくつかの照明器具を取り入れることで、作業や読書時に必要な明るさを確保しつつ、目に優しい環境を作り出せます。
寝室の照明
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- 主照明の選び方
寝室の主照明には、シーリングライトやペンダントライトが適しています。シーリングライトは天井に設置して部屋全体を均一に照らします。一方で、ペンダントライトはデザイン性が高く、空間のアクセントとしても最適です。
- 補助照明の活用
読書やリラックスタイムに適した補助照明として、フロアライトやテーブルライトを取り入れるのもおすすめです。フロアライトは高さがあり、部屋に奥行きを与えます。また、テーブルライトはベッドサイドに置くことで、柔らかな光で手元を照らしてくれるため便利です。
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ライターのどいまちこです。
建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。
現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。
畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。