初めて一人暮らしをする場合「どの位の期間が必要なのか」「何から始めたらいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。一人暮らしを始めるには、部屋探しから入居までの流れを把握することと、事前の情報収集が大切なポイントです。 そこで今回は、一人暮らしを始めるのに必要な5つのステップガイドを紹介します。引越しにはどの位の期間が必要なのかを把握し、お部屋探しから入居まで効率よく一人暮らしの準備を進めていきましょう。 ステップ1:条件から賃貸物件を探す 賃貸物件を探す前に、希望とする条件を具体的に書き出しておきましょう。自分に必要な条件を事前に書き出しておくと、不動産会社との物件探しがスムーズに行えます。 居住エリア 希望する居住エリアは人によって異なります。通勤や通学に便利な場所、または最寄り駅にスーパーや商店街などの生活に便利な場所など、優先順位は人それぞれです。ただし、すべて希望通りの物件を探そうとすると、家賃が高すぎたり物件数が少なすぎたりすることも。 そのため、会社や学校から近い駅だけでなく、2~3駅離れたエリアにも視野を広げてみると、徒歩5分で駅にアクセスできる家賃が安い物件が見つかる可能性もあります。 その結果、総合的な通勤や通学の時間がそれほど変わらず、理想的な住まいが見つかるかもしれません。1つの駅やエリアだけでなく、視点を変えて探してみると理想とする物件が見つけやすくなるでしょう。 間取り 一人暮らしの物件は1R(ワンルーム)や1Kなどの間取りになることが一般的です。1Rは、台所・居室・玄関がひとつの部屋となっており区別されていません。一方で1Kは、台所と居室が別々になっています。 つまり1Rは台所・居室・玄関が含まれた広さで「洋室6畳」とされますが、1Kの場合、居室のスペースが6畳となり台所のスペースは含まれていません。そのため、同じ6畳という表記でも、1Kの方が広くなるのです。物件を探す場合は、間取りの特性を考慮して選びましょう。 家賃の予算 家賃は月収の1/3以下が相場といわれています。そして一般的に入居審査には、月収の1/3を家賃に充てられるかどうかが重要なポイントとなります。 つまり年収200万円で家賃は約5万円、300万円なら7.5万円までに抑える必要があるのです。家賃は全体の収支を把握した上で、無理のない予算に設定しましょう。 ステップ2:内見して物件を決める 気になった物件が見つかったら、不動産会社へ問い合わせてから内見に行きましょう。直接不動産会社に行く方法もありますが、他の接客で対応が遅くなったり場合によってはその日に対応できなかったりすることもあります。また、事前に内見予約をした方が鍵の手配など前もってしてくれるため、スムーズに対応してくれるでしょう。 なお1件だけでなく、他にもいくつかの物件の候補を見つけて複数問い合わせておくのも大切なポイントです。また、他にも似たような物件がないか不動産会社に探してもらいましょう。サイトにアップしていない新着物件を紹介してくれるかもしれません。 内見では、間取り図や写真では確認できない日当たりや天井の高さ、設備や近隣の環境などを確認できます。また、設備や壁紙などが汚れていたり傷があったりしている場合は、不動産の担当者に入居までに修繕してくれるのかどうか確認しておきましょう。 ステップ3:入居審査を受ける 気に入った物件が決定したら入居審査を受けます。入居申込書に必要事項を記載し、契約者本人の確認書類、契約者と連帯保証人の収入証明書(源泉徴収票など)を提出します。 審査は2~3日程度で完了することがほとんどですが、場合によっては1週間かかることも。なお、入居審査では以下のような内容をチェックします。 ・一般的な常識があるのかどうか ・家賃の支払い能力はあるのかどうか ・連帯保証人は保証する意思があるのかどうか 連帯保証人とは、契約者が何らかの事情があり家賃を支払えなくなったり、壊してしまった設備の修繕費用を支払えなくなったりした場合、契約者の代わりに支払う人のことを指します。そのため連帯保証人は、賃貸契約に理解のある家族や親族に頼むことが一般的です。 なお、入居審査の段階で連帯保証人に保証する意思があるのかどうかを確認するケースもあるため、事前に保証人の了解を取っておくと良いでしょう。 ステップ4:賃貸契約・鍵渡し 入居審査が無事に完了したら契約内容を改めて確認し、内容に問題がなければ契約手続きをします。賃貸契約の際に必要なものは以下の通りとなります。(不動産会社や物件によって内容が変わる場合もあります) 契約者の必要書類 ・契約者の住民票の写し(3ヵ月以内のもの) ・印鑑登録証明書(3ヵ月以内のもの) ・契約者の印鑑(認印・実印・銀行印※シヤチハタ不可) ・駐車場を借りる場合は車検証 ・動物を飼う場合は予防接種証明書 連帯保証人の必要書類 ・身分証明書(運転免許証やパスポートなど) ・実印 ・印鑑登録証明書(3ヵ月以内のもの) ・保証人の住民票の写し(3ヵ月以内のもの) 住民票や印鑑登録証明書は役所で発行する必要があります。また、連帯保証人が県外に居住されている場合は、郵送でのやりとりとなるため時間が必要です。そのため用意に時間がかかる書類は、早めに準備をしておくと良いでしょう。 一般的に賃貸契約が完了したら鍵を渡されますが、遠方から引っ越す場合は鍵の受け渡しはいつになるのか確認しておくと安心です。 ステップ5:引っ越し前の手続きをする 物件の契約が終わったら引っ越しの前の準備に取り掛かります。それでは、「引越し前」「引越し後」に分けて確認していきましょう。 引越し前 ・現在の部屋の片づけや荷造り ・引越し業者の手配 ・郵便局へ転送届を提出 ・住民票の転出届を提出 ・電気やガス、水道などのライフラインの手続き ・新居のインターネット回線の申し込み ・スマートフォンの住所変更 ・新居のカーテンや照明の準備 ・冷蔵庫や洗濯機などの家電を手配 引越し後 ・住民票の転入届を提出 ・マイナンバーカードの住所変更 ・自動車の住所変更 ・運転免許証の住所変更 ・会社や学校へ住所変更の連絡をする ・金融機関(銀行やクレジットカード) ・国民年金 ・健康保険証 ・生命保険 ・Webショッピングサイト なお、注意しておきたい点がいくつかあります。引越し業者を選ぶ場合、複数の業者へ見積りを依頼して比較することが重要です。サービス内容や費用内容を確認し、納得できる業者を選びましょう。 また、時期(繁忙期)や通信会社にも異なりますが、新居のインターネットの開通には思っていた以上に時間が必要になることも少なくありません。そのため、入居が決まったらはじめにインターネットの申し込みをしましょう。なお、インターネットの開通工事には管理会社の許可が必要となるため、許可をもらうのを忘れないようにしてください。 物件探しから入居まで一般的に1~2ヶ月ほどかかります。やることが多くて大変だと思うかもしれませんが、5つのステップが終わったら楽しい新生活の始まりです。 ビレッジハウスは、全国47都道府県にて2万円台から1,000以上の物件を展開しています。また敷金(※)や礼金、手数料や更新料が不要なので初期費用の節約が可能です。 ※契約内容によって敷金が必要となるケースがあります。 …