「同棲をするにはどのくらいの費用が必要?」 「同棲のお部屋探しに適している時期とかあるの?」 同棲したいと考えていても、いつ頃から準備したら良いのか、どのくらいの費用を設定したら良いのかわからないカップルも多いのではないでしょうか。 そこで今回は、お部屋探しのコツや住む場所の決め方、同棲する前に必要な貯金額や生活費について詳しく紹介します。ぜひ、同棲する準備やお部屋探しの参考にしてください。 同棲するお部屋探しはいつからしたら良い? 同棲するお部屋探しは、約1ヵ月半~2ヶ月前から探し始めると良いでしょう。お部屋探しから入居までには、2人の予定や入居審査、そして引っ越し荷造りや断捨離などの時間が必要です。 また引っ越しまで1ヵ月を切ってしまうと、タイトなスケジュールになりすぎて準備が間に合わない可能性もあるため注意してください。 同棲するお部屋探しにおすすめの時期 同棲するお部屋探しにおすすめする時期は、春(4月・5月)と秋(9月・10月)です。もし、引越しする時期を調整できるようなら、この時期を狙ってみてはいかがでしょうか。 ・春(4月・5月)の時期をおすすめする理由 不動産業界の繁忙期は、4月からの新生活に向けて入居を希望する人が増える1月~3月です。そして4月~5月にかけて落ち着く時期となり、同棲を希望するカップルにとってお部屋探しに最適な時期となります。 春は物件を慎重に選べ、家賃交渉をしやすいというメリットも。またこの時期は、ジューンブライドを意識したカップル向けの物件が増えるケースもあります。 ・秋(9月・10月)の時期をおすすめする理由 秋は結婚式のハイシーズンということもあり、カップル向けの物件が増加します。また、転勤や移動による引っ越しも多くなり、物件数が増える時期となります。 新築物件で同棲生活をスタートさせたいと考えているカップルは、新築物件が市場に多く出回る10月がおすすめです。また、夏の暑さから解放されている時期でもあり、お部屋探しに最適な時期だといえるでしょう。 ・費用を抑えたい場合は6月・7月・8月の時期がおすすめ 同棲を始める費用を抑えたい場合は、6月~8月のお部屋探しがおすすめです。6月は梅雨の時期となり雨が多く、7月や8月は暑さが厳しい時期なので、引越し準備や作業するには大変な時期だといえます。 しかし、この時期は閑散期でもあるため、不動産会社と家賃の交渉がしやすい時期ともいえます。さらに引越し費用も、繁忙期と比べると抑えられるのも嬉しいポイントです。 二人暮らしにおすすめの間取り 同棲カップルにおすすめの間取りは1LDKです。1LDKは、居室が1部屋とリビングダイニングキッチン(8畳以上)の間取りが一般的。 居室を2人の寝室にして、広々としたリビングダイニングキッチンを生活のスペースとして使用します。1LDKは家賃相場もリーズナブルなので、1人あたりの負担額が一人暮らしより抑えられます。 またプライベートを大切にしたいカップルは、居室が2つある2DKが良いでしょう。収入に余裕があるなら、ワンランクアップした2LDKもおすすめです。 同棲カップルが住む場所の決め方 同棲カップルが住む場所の決め方は、以下の3つのポイントがあります。 お互いの通勤時間を配慮する 住む場所を決める際、お互いの通勤時間を考えることが大切です。どちらか片方の通勤時間が偏ってしまうと、満員電車や長時間通勤によるストレスが溜まってしまい喧嘩の原因になることも。 一方で家賃の関係で職場が遠くなってしまう場合は、乗り換えやラッシュ時の混雑率などを事前に調べ通勤しやすいエリアを選びましょう。 家賃相場がリーズナブルで治安が良いエリアを探す 家賃相場がリーズナブルであっても、治安が悪いエリアは避けてください。酔っ払いが多い繁華街や街灯がない薄暗いエリアは、何らかのトラブルに巻き込まれる危険性があります。そのため同棲する部屋は、リーズナブルでなおかつ、安心して暮らせるような治安が良いエリアを選びましょう。 最寄り駅の近くで買い物ができる場所にする 物件の最寄り駅に、スーパーやドラックストアなどがあるかどうか確認しておきましょう。最寄り駅の近くに買い物ができる環境があると、仕事帰りやお出かけのついでに買い物ができます。 一方で最寄り駅にはコンビニしかなく、他の駅まで行かないと買い物ができない場合、買い物に行くのが面倒になり、割高なコンビニやネットスーパーで購入すると余計なコストがかかってしまいます。 同棲前にしておいた方が良い貯金額 同棲するにあたって、さまざまな費用が必要となります。賃貸契約に必要な初期費用や引越し費用、そして家電購入費などをあわせると、同棲をする前にしておいた方が良い貯金額は家賃の7~8か月分を目安にすると良いでしょう。 しかし、家賃や敷金・礼金に関しては住むエリアや物件によって異なります。また、同棲する前に実家暮らしをしていたのか、それとも一人暮らしをしていたのかによって費用が変動するでしょう。 賃貸契約の初期費用 項目 金額 備考 敷金 100,000円 家賃1ヵ月分 礼金 100,000円 家賃1ヶ月分 前家賃 100,000円 家賃1ヶ月分 日割り家賃 50,000円 15日に入居した場合 仲介手数料 110,000円 家賃1ヶ月分+消費税 保証会社利用料 50,000~100,000円 家賃の0.5~1ヵ月分 火災保険料 10,000~20,000円 鍵交換費用 10,000~20,000円 合計 530,000~600,000円 家賃が10万円の賃貸物件に入居する場合、家賃の約6ヵ月分の初期費用がかかります。賃貸契約の初期費用は家賃を基に計算するので、リーズナブルな物件であれば初期費用は抑えられます。また、敷金・礼金・仲介手数料が不要な物件では、さらに初期費用を抑えられるでしょう。 引っ越し費用 距離 繁忙期(平均) その他の費用(平均) ~15km未満(同市区町村程度) 80,000円 60,000円 ~50km未満(同都道府県程度) 95,000円 66,000円 ~200km未満(同一地方程度) 145,000円 97,000円 ~500km未満(近隣地方程度) 198,000円 139,660円 500km以上(遠距離地方) 300,000円 180,000円 参考:引っ越し侍|2人暮らしの引越し料金相場 引っ越し費用は、距離や時期によって変動します。また、業者によって費用やサービス内容が異なります。そのため、複数の引越し業者から見積りを出してもらい比較検討するのがおすすめです。 家具や家電の購入費用 項目 金額 寝具 25,000~50,000円 洗濯機 40,000~80,000円 冷蔵庫 50,000~100,000円 ダイニングテーブル 20,000~50,000円 カーテン 10,000~20,000円 合計 145,000~300,000円 同棲生活をする前に、一人暮らしで使用していた家具家電で使えるものがあればその分の費用が抑えられます。なお上記のような家電を揃える場合は約15~30万円が必要となります。 同棲生活費1ヵ月の目安 同棲1ヵ月分の生活費の詳細は以下の通りです。 項目 金額 食費 71,933円 電気代 10,030円 ガス代 2,663円 水道代 4,095円 その他の光熱費 227円 日用品 10,568円 衣料品 4,988円 医療費 15,254円 交通費 24,607円 通信費 9,895円 教育費 684円 娯楽費 25,465円 交際費 16,587円 雑費 25,042円 合計 222,038円 総務省統計局の「家計調査2023年9月世帯人数別(表3-1)」の調査によると、家賃以外の2人分の生活費は約22万円です。ここに固定費である家賃をあわせると、月に30万円ほど必要だと考えておくと安心ですね。 同棲を始めたいと考えているカップルは多くいらっしゃいます。しかし、いざ同棲の準備をしたいと思っていても思うように進まない場合もあるでしょう。同棲する物件をお探しの方は、ぜひビレッジハウスにお気軽にご相談ください。 ビレッジハウスでは、全国47都道府県に1,000件以上の物件を展開しています。また、敷金・礼金・手数料・更新料などが不要(※)なので初期費用が節約できます!※契約内容や審査結果により敷金が必要な場合があります。