「一人暮らしに必要なガス代の平均ってどのくらい?」 「ガス代を節約したいけど、どうしたら良いのかわからない」 「都市ガスとプロパンガスってガス代が違うの?」 一人暮らしのガス代について、知りたい方も多いではないでしょうか。毎月必要となる光熱費のひとつ「ガス代」ですが、高くても仕方がないからといって支払っている方も少なくありません。しかし、ガス代について把握しておかないと、思っていた以上の金額が請求されることも。 そこで本記事では、一人暮らしのガス代の平均や季節ごとにかかるガス代、ガス代を節約する方法について紹介します。 一人暮らしをするための賃貸物件を探している方は、ビレッジハウスのウェブサイトをご覧ください。日本全国にリーズナブルで素敵な物件を多数展開しています。 一人暮らしの平均的なガス代 総務省が2022年に実施した家計調査によると、一人暮らしにかかるガス代の平均は3,331円。年間で換算すると39,972円です。ただし、ライフスタイルや環境、季節によってガス代や使用料は異なります。 総務省が実施した家計調査によると、季節ごとの一人暮らしにかかるガス代は以下の通りとなりました。 一ヶ月の平均 1~3月 3,892円 4~6月 3,387円 7~9月 2,345円 10~12月 2,777円 出典:総務省 家計調査 家計収支編2022年度 一人暮らしのガス代は、1~3月が高くなります。7~9月のガス代と比較すると1,500円程の差があります。 冬はガス代が高くなる理由 ガス代は、寒い冬の時期は高くなりやすく、暑い夏の時期は低くなる傾向があります。これは、寒い季節はお湯の使用料が増えたり設定温度を高くしたりすることでガス代がかかるためです。また、ガスを使用するファンヒーターや床暖房などを使うのも高くなる原因といえるでしょう。 都市ガスとプロパンガスの違い 都市ガスとプロパンガスの2種類のガスがあり、利用するガスの種類によってガス代が変わります。一般的に、プロパンガスの方が都市ガスよりも料金が高くなる傾向にあります。そのため、都市ガスを利用できる環境であれば、毎月のガス代を抑えることが可能。 しかし、都市ガスやプロパンガスにはそれぞれメリット・デメリットがあるため、内容を確認した上で選択してください。また、ガス会社によって基本料金が異なり、独自の契約プランを設けている場合もあります。契約プランを見直すことでガス代を節約できる可能性もあるため、各社を比較することが重要となります。 都市ガスのメリット・デメリット 都市ガスの主なメリットは、プロパンガスと比べて料金が安い点です。都市ガスは供給方式が地下のガス管から各家庭に送られているため、ガスボンベを設置する必要がありません。そのため、敷地が狭い住宅でも都市ガスなら設置スペースを気にする必要がないのがメリットといえます。 一方で、都市ガスは初期費用がプロパンガスより高くなる点が挙げられます。ガス管が通っていない地域では、新規でガス管の工事が必要になるためです。また、災害発生時の復旧が遅れがちなことも都市ガスのデメリットといえるでしょう。 プロパンガスのメリット・デメリット プロパンガスのメリットは、ガスボンベを設置するだけで供給が可能になる点です。また、都市ガスほど高額な初期費用をかける必要がありません。プロパンガスは導入しやすいこともあり、全国どの地域でも利用されています。 さらに、プロパンガスは災害発生時の際、都市ガスと比べて早く復旧することが可能です。一方でプロパンガスのデメリットは、ガスボンベを設置するためのスペースが戸外に必要になること。そして料金が都市ガスと比べて高めに設定されていることが挙げられます。 次の項目からは、ガス代を節約する方法について紹介します。 ガス代を節約する方法①キッチン周り 下ごしらえは電子レンジでする 野菜を加熱調理する際、電子レンジで予め柔らかくしておくと時短となり、さらに野菜の形が崩れにくくなります。また肉を調理する場合も、フライパンで表面に焼き色をつけてから、電子レンジで中心まで加熱するとガス代の節約につながります。 フライパンや鍋に付いている水滴は拭き取ってから調理する 例えばフライパンや鍋が1つしかない場合、料理をするたびに調理器具を洗わなくてはいけません。洗った際、水滴が付いたまま加熱すると、水滴を乾かすためにガスを多く消費してしまいます。 そのため、調理器具に水滴が付いている場合は布巾やキッチンペーパーなどで水滴を拭き取ってから調理するとガスの節約になるのです。なお、鍋の底が平らなものの方が、熱伝導率が高く効果的に伝わるため、さらなるガスの節約に繋がります。 火力は鍋からはみ出ないよう調整する 資源エネルギー庁の調査によると、フライパンや鍋を使用する場合、フライパンや鍋から火がはみ出ないように火力を調節するだけで、年間2.38㎥の節約になることが判明しています。 お湯はあまり使わないようにする お風呂や洗面所と同様、お湯を使いすぎてしまうとガス代が高くなります。そのため、必要でない場合はお湯の使用頻度を減らすことがガスの節約に有効です。 例えば、食器や調理器具を洗う場合、油汚れが付いているものはお湯で洗い、それ以外は水で洗うなど工夫すると良いでしょう。また、珈琲やお茶を淹れる場合は少ない時間で沸く電気ケトルを使用するのもおすすめです。 ガス代を節約する方法②お風呂・洗面所 シャワーはこまめに止める シャワーの使用中もガスを消費しているため、ガスを節約するには体を洗っている間やシャンプーをしている間はこまめにシャワーを止めることが大切です。さらに、節水タイプのシャワーヘッドに取り替えるのも有効な手段です。 節水シャワーヘッドは給湯量を抑えるため、ガス代と併せて水道代の節約にもつながります。ただし、水圧が弱まったり湯温が下がってしまったりというデメリットもあるため、そうした点も考慮した上で製品を選ぶ必要があります。 シャワーの温度を下げる シャワーの温度を1度上げるために必要なガス代は1分で0.2円程かかってしまいます。そのため、普段より1度下げて使用することでガス代の節約に繋がります。 お湯を溜める回数や量を減らす お風呂に湯を溜めた場合のガス代は、都市ガスで約54円61銭、プロパンガスで約107円60銭がかかります。また毎日お風呂に入る場合、1カ月(30日)で都市ガスなら約1,638円30銭、プロパンガスなら約3,228円のガス代が必要となります。お湯を足して追い焚きをすればその分ガス代も上乗せされるため、お風呂の回数を減らすことでガス代の大幅な節約につながるのです。 また、お湯の量が多いほどガス代がかかります。湯船いっぱいに湯を溜めることでゆったりとお風呂を楽しめる反面、過剰に体が浸かり心臓に負担がかかるリスクがあります。身体に負担をかねないようお風呂のお湯は控えめにし、無駄のない節約を心がけましょう。 ガス代を節約する方法③ガス会社を変更する 契約するガス会社を変更することにより、ガス代の節約に繋がるケースもあります。2017年4月よりガスの自由化が開始されたため、プロパンガスだけでなく都市ガスも各家庭で選べるようになりました。ガス会社の基本料金や従量単価を比較してみるなど、比較検討するのもおすすめです。 ビレッジハウスでは、敷金・礼金・手数料・更新料が無料です。また、3万円の引越しサポートが付いているのでお得です!できるだけ初期費用を抑えたい方は、お気軽にお問い合わせください。 ※契約内容や審査結果により、敷金をお預かりする場合もあります。 街子ライターのどいまちこです。 建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。 現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。 畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。