「一人暮らしの部屋でハムスター飼うときの注意点は?」「ハムスターは管理会社の許可がいるの?」など、一人暮らしでの癒しを求めて、ハムスターを飼ってみたいと思う方は多いでしょう。 ペットの中でもお世話が必要な犬や猫ではなく、小さくて育てやすいハムスターは人気があります。しかし、賃貸物件で許可なく飼ってもいいのか、きちんとお世話ができるのかと不安を感じている方もいるのではないでしょうか。 そこで本記事では、賃貸物件でハムスターを飼う場合の許可の有無、飼い方や注意点について紹介します。これから、ハムスターを飼いたいと考えている方の参考にしてください。 ビレッジハウスが提供している物件では、ペット可のお部屋を多数取り揃えています。ハムスターを飼いたい方は、ぜひウェブサイトをご覧ください。リーズナブルで素敵なお部屋がたくさんありますよ。 ハムスターが一人暮らしのペットとしておすすめする理由 一人暮らしのペットとしてハムスターをおすすめする理由は4つあります。 小さな部屋でも飼いやすい 一人暮らしでは、4.5~6畳ほどの広さであることが一般的です。その点ハムスターは小型種の場合、大人になっても7~12cmほどしか大きくなりません。飼育用のゲージは床面積が45×30cm以上あり、高さが25cm以上あれば、ハムスターの飼育ができます。 初心者でもお世話が簡単にできる ハムスターのしつけは、トイレの場所を覚えさせるだけでOKです。また、食事や水の交換は1日に1回、トイレや床の掃除は1~3日に1回、ゲージや回し車などの丸洗いは1~3ヵ月に1回ほどです。お世話の回数も少ないのでハムスターを飼うのが初めてでも問題ありません。 飼育費用が安い ハムスターの飼育費用は1ヵ月で1,300~2,000円ほど。一人暮らしをしていている方でも、ランチ代や娯楽費を調整すれば簡単に捻出できる金額です。また、ハムスターの生体代は種類にもよりますが、1,000円前後でお迎えできます。 ペットによる騒音トラブルになりにくい ハムスターはほとんど鳴くことがありません。もし鳴いたとしても、鳴き声は小さいので隣の部屋に聞こえないでしょう。そのため、ハムスターはペットによる騒音トラブルになりにくいため安心して飼育できます。 ペット可の賃貸物件じゃなくても飼っても良い? 基本的にハムスターのような小動物であっても、ペット不可の賃貸物件では飼えません。ハムスターを飼うなら、ペット可やペット相談可の賃貸物件で飼いましょう。 無断でペットを飼っていたことを大家さんに知られてしまうと、ペットを飼うことを辞めるよう言い渡されたり退去を命じられたりします。また、退去だけでなく修繕費や罰金などを支払わなくてはいけなくなるケースもあるようです。 ハムスターを飼いたい場合は、事前に大家さんや管理会社に相談してから飼うようにしてください。 賃貸住宅でハムスターを飼う場合の注意点 回し車の音に注意 ハムスターは主に夜行性の動物です。夕方になると活発に動き始め、部屋の電気を消してからが最も活発になります。ハムスターはとても活動的で1日に9~20kmも走り回ると言われています。 そのため、ハムスターを飼う際はケージの中に回し車が必需品です。回し車のカタカタという音は夜間に意外と大きく響き、隣人とのトラブルにつながる可能性があります。そのため、できるだけ静音性の高い回し車を選び、ケージの設置場所も隣人がいる壁から離すなどの配慮が必要となります。 部屋のニオイ対策 ハムスターを飼っていると、小動物とはいえペット特有のニオイがします。トイレ掃除やゲージの丸洗いなどはこまめに行い、ニオイが部屋に染みつかないように気を付けましょう。なお、空気清浄機を使用してニオイ対策するのもおすすめです。 繁殖力に注意 ハムスターの種類によって異なりますが、1回の出産で生まれる子の数は平均3~7匹です。ハムスターは年中繁殖が可能で、メスは1カ月齢から1歳半ごろまでの間、最短で2週間に1度のペースで出産します。 多頭飼育崩壊をしないためにも、ハムスターをペットとして飼うなら1匹がおすすめです。なお、1匹飼いの方が飼い主になつきやすいといわれています。 ストレスに注意する ハムスターはストレスに弱い動物です。まだ慣れていないのに、可愛いからといって触ってしまうとストレスになってしまいます。また、光や音、ニオイや湿度にも敏感です。そのため、できるだけ静かな場所へゲージを設置するようにしましょう。 なお、ハムスターは夜行性なので明るい部屋では活動しません。決まった時間に布を被せるなどして、ハムスターの生活リズムを整えるようにしてください。他にも、嗅覚に優れているハムスターは香水や柔軟剤などの人工的なニオイが苦手です。できるだけ香りのあるものは使用しないように気を付けましょう。 ハムスターの飼い方 室温管理を行う ハムスターの飼育には室温20~26度、湿度40~60%が適切な室温です。そのため、ハムスターが快適に過ごせるよう、こまめに管理する必要があります。 室温が高すぎてしまうと脱水症状を起こしたり、ダニや菌が繁殖しやすくなったりします。室温を下げるにはエアコンを適切に使用する、またはゲージ内にひんやりプレートを設置するなどの対策をすると良いでしょう。 一方で、室温が低くなってしまうと、ハムスターが疑似的な冬眠状態に入ってしまい、仮死状態や凍死してしまう恐れも懸念されます。寒い季節はペット用の電気カーペットやヒーターを使用して適温に調整してみてください。 脱走防止対策をする ハムスターは非常に好奇心が強く、脱走することが多い動物です。わずか1~2cmの隙間から入り込んだり、ケージの上から脱出したりするなど、さまざまな脱走方法が考えられます。 ハムスターを飼育する際は、ケージがしっかりと閉まっていることを常に確認する必要があります。また、ペットサークルなどを使ってケージを囲うことで、ハムスターが外に出ていくのを防ぐなどの対策を行いましょう。 ハムスターの飼育にかかる費用 ハムスターを飼う際にかかる初期費用は15,000前後が一般的です。ただし、ハムスターの生体代が高かったり、ゲージや回し車などの素材やメーカーにこだわったりする場合は20,000円以上かかる場合もあります。 ハムスターを飼うための部屋探しのポイント 一人暮らしでハムスターを飼いたい方は、以下のポイントをチェックしてお部屋を探しましょう。 ペット可の物件を探す 賃貸物件を探す際、ペット可やペット相談可の物件を探しましょう。また、ペット不可であってもハムスターのような小動物なら許可してくれる大家さんも少なくありません。そのため、不動産会社の担当者や大家さんへハムスターを飼いたいことを相談してみると良いでしょう。 エアコンが設置されている ハムスターを飼育する際の適温は20~26度です。特に夏場は脱水症状を起こす危険性が高まるため、エアコンが設置されているお部屋を選んでください。しかし、エアコンを入れて調節していたとしても、床の近くと天井付近の気温差は異なります。そのため、ゲージに温度・湿度計を設置して、過ごしやすい温度になるように設定するように気を付けましょう。 近くに診療可能な動物病院がある 動物病院では、犬や猫を専門にしているところが多い傾向があります。近くの動物病院をチェックするときには、ハムスターなどの小動物も診察してくれるのかどうかも確認したほうが、いざというとき安心です。 ビレッジハウスでは、日本全国47都道府県にて家賃2万円台から、ペット可の物件を多数取り扱っています。ハムスターを飼える物件を探している方は、お気軽にご相談くださいね。 街子ライターのどいまちこです。 建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。 現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。 畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。