引越しの荷造りをしたいけど、どこから手を付けたら良いのかわからないと悩んでいる方もいるでしょう。また、荷造りが思うように進まなくて頭を抱えている方もいるのではないでしょうか。
引越しの荷造りを効率よく進めるには、手順を知っておく必要があります。段取りを考えず荷造りをしてしまうと、余計な手間や時間がかかってしまう恐れも。そこで本記事では、引っ越しの荷造りを効率よく進める手順やコツ、注意点などについて解説します。
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引越しの荷造りをする前に準備するもの
ダンボール
ダンボールは、引っ越しの荷物を収納するために欠かせない梱包材料です。自宅の荷物量に合わせて、事前に必要な数の箱を準備しましょう。また、業者によっては、サービスの一環としてダンボールを無料で提供してくれる場合もあります。
ガムテープ・布テープ
ガムテープや布テープはダンボールの封をしたり、荷物を固定したりするなど多用途で活躍する道具です。特にダンボールの封や補強に使う際には、粘着力が強くて丈夫なテープをおすすめします。
油性マジック
油性マジックは、ダンボールの表面に記載する際に使用します。黒と赤の油性マジックを用意しておくと良いでしょう。黒のマジックでは、「食器」「衣類」など、ダンボールの中に何が入っているのか記載できます。一方で赤の油性マジックは、「割れ物注意」「天地無用」などの注意書きを目立つ色で記載します。
新聞紙・緩衝材
新聞紙や緩衝材は、割れ物を包んだり丸めて荷物と荷物の間に詰めたりします。1~2週間分の新聞紙、もしくは市販されている緩衝材を準備しておくと良いでしょう。
ハサミ・カッター
ハサミやカッターはダンボールを梱包する際、紐やテープを切るために使用します。また、荷物やダンボールにラベルを貼ったり、荷解きでダンボールを開封したりする時にあると便利です。引っ越しの準備から荷解きまで全般の工程で役立つため、常に携帯しておくと良いでしょう。
工具
ドライバーやスケールなどの工具は、家具の分解や組み立てに使う場合があるため準備しておきましょう。荷造り・荷解きの両方で工具が必要になるため、作業中はいつでも取り出せる場所に置いておくと便利です。
軍手
荷物の梱包やダンボールを運ぶ際、手を保護するには軍手が必要です。作業中にダンボールの角や書類の端で手を傷つける恐れがあるため、各自1セットずつ用意しておきましょう。
掃除道具
荷造りの際、ゴミ袋や雑巾などの掃除道具を準備してください。荷造り中、ホコリや汚れが見つかることは珍しくありません。普段、掃除しづらい家電や家具の裏側などを、引っ越しのタイミングを利用してキレイにしておくと良いでしょう。
ビニール紐
ビニール紐は、雑誌や本をまとめたり、傘といったような細長いものを束ねたりするのに便利です。また、ダンボールの周囲に巻くと強度が増します。ビニール紐は、さまざまな用途に使用できるため1つ準備しておくと安心です。
引越しの荷造りの順番
引越しの1ヶ月~3週間前
梱包作業を始める前に、家の中をグループ分けすると荷造りが効率的に進められます。まずは、引っ越しの1カ月から3週間前に、部屋やコーナーごとに名称を付けてグループ分けをしましょう。
例えば、「リビング」「キッチン」「お風呂」「トイレ」「ベランダ」などに分類します。部屋が広い場合は、「リビング1」「リビング2」など細かく分けても構いません。
グループ分けの際、新居の間取り図に簡単なレイアウトを記入しておくと引っ越し後の荷解きがスムーズに進むため便利です。荷物の配置や荷解きの優先順位を決める際には、作成した間取り図を参考にすると良いでしょう。
不用品は引っ越し作業と並行してリサイクルショップやフリマアプリで売却したり、廃棄したりするなどして処分してください。荷物を減らすことで、梱包の手間が削減できます。
引越しの1~3週間前
使用頻度の低い物から梱包を始めましょう。例えば、シーズンオフの衣類や来客用の食器類などを優先してダンボールへ詰めてください。また、引越しにあたって、冷蔵庫の中身を整理する必要があります。冷凍庫にあるストック食材や調味料など、引っ越し当日から換算して整理しましょう。
引越しの5日前
引っ越しの5日前頃には家具の解体や家電を梱包しましょう。洗濯機や冷蔵庫などの家電は前日までに水抜きをし、当日すぐに運び出せるように準備しておきます。
なお、引っ越し当日まで使用するものや、まだ使う可能性がある物は、ダンボールの中に入れて封印せずに置いておくと、必要な時にすぐ取り出せて便利です。引っ越し業者が到着した際にすぐに搬出できるよう準備しておきましょう。
引越しの荷造りを効率よく進めるコツ
新居のどこに何を置くのかイメージしながら荷造りをすると、効率よく荷造りができます。また、同じ部屋に置くものは同じダンボールへ梱包すると、引っ越してから荷解きが楽になるでしょう。
また、引越し後すぐに使う荷物は「すぐに使う物」といったように、ダンボールの側面に書いておくと、先に必要なものはどのダンボールなのか分かります。すぐ使う物の中には、荷解きに必要な道具や掃除道具、スマートフォンの充電器やカーテンなどを入れておくと良いでしょう。
アイテム別の引越しの荷造りの梱包方法
- 衣類
衣類は、シワにならないよう大きなダンボールへ梱包しましょう。引越し業者によっては専用の段ボールを用意してくれる場合もあります。衣類が多い方は、事前にサービス内容を確認してください。
- 書籍
本は大量に詰めると重くなるため、小さなダンボールへ小分けに詰めるようにしましょう。ダンボール1箱で、単行本なら20~30冊、コミックなら15~20冊程度に抑えてください。
- 食器
食器は割れ物が多いため、新聞紙を使用して1枚ずつ包んでください。また、配送中に食器が破損しないよう緩衝材でしっかり包みます。包んだ食器を入れたダンボールには、隙間なく新聞紙や緩衝材を詰めてください。
食器や衣類は数が多い傾向があるため、引っ越しの2週間前から計画的に梱包を進めましょう。使用頻度の低いものから始め、直前に使う食器を最後に梱包するとスムーズに荷造りできます。
- 家電
一般的に家電は、精密機器であるため引っ越し業者が行ってくれる場合が多いといえます。念のため、パソコンやDVDレコーダーはバックアップを残しておくと安心です。自分で梱包できる家電は、エアパッキンに包みダンボールに入れて動かないよう隙間に緩衝材を詰めます。
- 靴
靴は、汚れを落としてから、型崩れしないよう詰め物をして1足ずつビニール袋や新聞紙で包んでください。使用頻度が少ない靴は、1週間前までに梱包すると良いでしょう。
引越しの荷造りの注意点
引越しの荷造りをする際、以下の3つの注意点に気を付けてください。
- 貴重品はダンボールに入れない
財布・預金通帳・貴金属などの貴重品はダンボールに梱包しないよう注意してください。大切な物を紛失しないためにも、貴重品は自分で持参できるよう、他の荷物と分けておきましょう。
- 不用品は早めに処分する
新居へ持って行かない、家電や家具などの大きな不用品は、早めに粗大ゴミとして処分するようにしましょう。粗大ゴミの処分方法は地域によって異なります。退去日までに処分できない可能性もあるため、余裕をもって手配してください。
- 家電の水抜きをする
冷蔵庫や洗濯機は事前に水抜きをしましょう。冷蔵庫は前日にコンセントを抜き水受けタンクから水を取り除きます。また、自動製氷機用の水も抜いておくのを忘れないようにしてください。洗濯機は、給水や排水用のホースから水を抜きます。運搬中に水漏れが発生しないよう、忘れず水抜きをしましょう。
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ライターのどいまちこです。
建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。
現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。
畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。