日本には見ておきたい、いっておきたい場所や街がたくさんあります。今回は、山梨県の首都である甲府市を紹介したいと思います。
日本には、見ておきたい、体験しておきたい場所がたくさんあります。広大な山々、美しい森、大きな都市など色々ありますが、どこに行こうか、なかなか決めきれないかもしれません。今回の記事では、山梨県の中心地である甲府を見ていきたいと思います。
甲府の歴史について
1519年に、武田信虎が城下町を建設しました。徳川幕府に領地を奪われるまでは、武田家の支配下にありました。1889年には、甲府に市制が施行されました。
甲府市は、森林破壊による洪水や第二次世界大戦での爆撃を受けるなど、多くの試練や災害に見舞われてきました。そういった歴史から、日本政府によって特例市に指定されています。
見ておきたい観光地、イベント
甲府には行っておきたい観光地がいくつもあります。比較的、駅の近くにあることが多いです。甲府は、都会と田舎が混ざり合った雰囲気の街です。ここでは、甲府へ行く機会があればぜひ訪れておきたい場所をいくつか紹介したいと思います。
甲斐善光寺
ここは 武田信玄の要請で、宝物を格納するために建てられたお寺だといわれています。お寺は一般公開されており、その本堂には特別な地下室があります。観光客は、真っ暗闇の地下室へ行き、極楽浄土への鍵を探すことができます。
鍵は壁のどこかにあるのですが、もし見つけることができれば幸運が約束され、許しを受けられるといわれています。身延線で最寄り駅まで行きましょう。徒歩10分~15分で着くことができますよ。
甲府城
武田家が滅亡した後に建てられたお城です。以前はお城の大部分が残っていました。現在では内城の部分だけしか残っていませんが、一般公開されています。駅から徒歩で5分のところにあり、城壁内では公園や中庭を散策することができます。天守台にも登ることができるので、美しい街並みや山々を一望できます。写真の撮影スポットとしてうってつけの場所です。
躑躅ヶ崎館
武田家の末代が生活をしていた居館です。「人は石垣、人は城、人は堀」というように、武田家はここを公式にお城と呼ぶことはありませんでした。堀に囲まれ要塞化していますが、敷地内には有名な武田神社もあり、一般公開されています。しかし、ほとんどは破壊、再建されているため、元々の部分はわずかしか現存していません。
武田神社
躑躅ヶ崎館の敷地内にある、武田信玄公を祀っている神社です。武田家が滅んだ後、躑躅ヶ崎館が政府の管轄下になるまでは、何年も荒廃したまま放置されていました。その後、日本政府と地元の住民たちが武田家に忠実だった人々の功績を称える神社を作りたいということで、武田神社が建てられました。往時をしのばせる、または武田家が所有していた美術品や古井戸など、当時使われていた設備が残されています。神社を守っているハローキティーの大きな石像もありますよ。
山梨県立科学館
山梨県立科学館は、愛宕山の頂上にあります。ここで観光客は、甲府盆地全体を一望することができます。自然に囲まれており、天気がよければ富士山が見えます。プラネタリウム、体験展示室、実験室や図工室などがあり、小さな子供たちが遊べるプレイルーム、天文学室もあります。
ここでは、お土産を買う事ができます。美しい景色を眺めながら食事を楽しめるレストランもあります。中央自動車道の近くにあり、駅からバスに乗車すればスムーズに行けますよ。
お祭り
どの地域にもお祭りやお祝い事などの行事はありますが、例に漏れず甲府にもあります。一般的な国の祝日をお祝いする行事も開催されていますが、他の地域では見られないめずらしいお祭りもあります。
信玄公祭り
サムライフェスティバルともよばれています。日本で最も規模が大きいサムライのお祭りです。サムライの格好をした1,500人以上の人々が、通りを練り歩きます。4月に開催されており、たくさんの地元住民やメディアが集まります。町や村単位で参加しているサムライのグループも見受けられ、行進は終日行われています。
地ビールフェスト甲府
甲府市役所の前にある甲府駅の近くで開催されています。7月末に開催され、地元のビールや外国のビールを楽しむことができます。生演奏、パフォーマンス、フードも楽しめますよ。
小江戸甲府の夏祭り
武田信虎が、居館の近くに城下町を開設した日を記念して開催されているお祭りです。音楽によるパフォーマンス、ダンス、花火、食べ物など楽しむことができます。当時のお祭りの雰囲気を再現したいということで、浴衣を着ている人がたくさん見受けられます。
甲府とその周辺で、見ておきたい、体験しておきたいものをいくつか紹介しました。ここで紹介したもの以外にも、興味がわくようなイベント・観光地があるかと思います。甲府は、ユニークな外観や雰囲気を楽しめる、美しくすばらしいところです。甲府に来れば、またいつかもう一度訪れたいという気持ちにさせてくれる何かに、必ず出会えると思いますよ。